面白い体験話  2007.07.07

先日八剱神社で神事のお手伝いで雅楽奉楽させてもらいました。(6/24)
拝殿の都合上総代方々の端で縦に前から龍笛、篳篥、笙と座って楽が始まりました。
龍笛(川上さん)が音頭で吹き始めたら私の頭が共鳴して鳴るではありませんか

頭が共鳴するのは以前大窪先生に言われるまま先生の調整した盧舌で吹いたときに
経験しました。その後試行錯誤で鍛錬して大分共鳴するようになりました
しかし今まで他人の音で共鳴したのは大窪先生だけで・・・
と思い出していたら

昨年信濃雅楽会50周年祈念の特別練習の時に上先生が私の前方2メートルくらいに
座って私に向かって吹いてくれた時に共鳴したことを思い出しました。その時は何気なく
過ぎてしまい上先生はやはりすごいなーで終わっていたのですが今回はびっくりしました。

それで!!それで上先生と川上さんとの違いを探して見ました

上先生の場合「ブヲー」と吹き始める、その「ヲ「になる時には既に共鳴してます
「ブ」の時からかも知れない
川上さんの場合「ヲ」に入ってまもなくあたりから共鳴したと思う
こちらは吹く側の問題でいかに適正な音を早くから搾り出しているかだと思う

あと距離の問題がある、八剱神社の時には直ぐ背後だった

機会を見つけて距離も確認して見たいと思っている。
距離は
パワーの差と言うより体が共鳴している体積の違いかも知れない


多分自分の音で頭が共鳴しない人には体験できないことだろうと思うけど
上先生レベルになればそれも可能なのかも知れない

それに、このことを早く体験できるのは笙の方たちではなかろうか
と思うのだけど いかがなものでしょう


このことを新人教育に利用できないものか検討中のこの頃です