源さん気まぐれ日記

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2009年3月2日(月) 月曜練習

篳篥3名
柳花苑、雙調調子、陵王
抜頭、抜頭音取、抜頭の夜多羅拍子、長慶子の舞楽吹きの注意点と蘭陵王の出だしの注意点の類似の確認、輪鼓褌脱、還城楽、還城楽音取

篳篥メンバーは只拍子全部をクリアしていたつもりだったけど久しぶりに吹いたら忘れているところが何箇所かありました、たまにはやらないと駄目ですね

夜多羅拍子と言えば柳花苑はまだ二拍四拍でしか吹いていませんでしたので挑戦してみます

ここで龍笛(3名)と合奏を
雙調音取を総当りで
陵王(龍笛の問題点の確認)
酒胡子を吹いて本日の練習を終わります

龍笛も上達してきて瞬間的に必要な音程が出るようになってきました
これからは求める音質が出るようになれば申し分ないんだけど
難しい領域に突入する人も出てきました

篳篥は一名が音程が定まりません本人が最近まで意識していなかったようです
龍笛にもそう言う人が居たね

合奏するとき音程の定まらない人が居ると足を引かれて苦労します
それが段々と解ってくれるようになってきたけど浸み込んだ習性は直ぐには
修正できないみたいです
新人より余分に期間が必要になるかもしれない

2009年3月3日(火) 雅楽会火曜練習

なんと今日は雪降り
笙と篳篥は生徒が来ませんでした、笙は帰りましたと言うより諏訪雅楽会の練習日と重なっていたため多分そちらへ行ったと思います

私は盧舌の調整と仕込みをしてから龍笛に合流しました

龍笛は生徒5名と先生と先生予備軍が一人

倍臚を吹いてました、2年目の生徒が遅れを取っています
今年の生徒は意気込みがすごいですね
倍臚を2回
仕上げに越殿楽と五常楽急

私は盧舌が苦しくて大変なことでした、作って一週間経ってないものはやはり苦しい
2本作ったけど苦しい方が音が良いし安定してます
堅めの籐が欲しい

雪降りなのでその始末をしなければいけないし桃の節句なので早めに終了しました

2009年3月5日(木) 舞楽木曜練習

龍笛4名と私、私が太鼓と鞨鼓
龍笛だけなので小乱声、陵王乱序、安摩乱声をそれぞれ一人で吹いてもらい
直すところなどの点検を念入りに

陵王乱序と安摩乱声は皆さんで何度も繰り返しました

今夜は皆さんの前で一人で吹いてもらったのが良かったと思います
自分で気づかない癖も判ったりして収穫は大きかったと思います

先行して龍笛で一年間やってもらいたかったけどなかなか出来ないものですね

で当曲を一回と注文が出ましたが篳篥、笙が居るときにしましょうと
龍笛だけで吹く場面に集中してもらいました

このまま進めば今年の秋には舞いを付けて練習しなければ・・・
と言うより秋にはお披露目が出来るかもしれない

2009年3月7日(土) 中一の篳篥奏者

隣町のそのまた隣町の母親から電話がありました

息子(中一)が篳篥(プラ管)を吹いているんだって
今一いい音がしないのでここで奮発して10万円くらいの本管を買いたい
それと篳篥を教えてくれないか とのこと

で 一度行き会うことにしました(3月20日)

どんな曲をどんな風に吹いているのか楽しみです

東京へ行って買うとの事でしたのでそれなら武蔵野楽器店がアフターサービスも
良いですよと言ったら現在盧舌はそこで購入しているとのこと

行き会うまでに盧舌を一本仕込んでおかなくちゃ
プラ管でも結構良い音が出るんだけどね

2009年3月12日(木) 舞楽練習

龍笛1名、篳篥1名と私
これでは練習になりません

小乱声、陵王乱序、渉陀調音取、当曲、安摩乱声

これの繰り返し、息の取り方の練習も交えたりして

それにしても復習、予習が足りない気がする

もう少し好きになってもらいたい

2009年3月16日(月) 月曜練習

パート別での練習となりました。
篳篥4名(このメンバーはかなりの曲数をこなしています)

雙調調子、壱越調調子、太食調調子、朝倉の音取

春鶯囀一具(遊声、序、颯踏、入破、鳥声、急声)

雙調陵王で時間となりました

久しぶりの春鶯囀だったのでところどころ怪しい状態でしたが、それらしく
まとまりました

作りたての盧舌しかないので序吹きはとても大変です。一人では曲になりませんね

合奏が無ければこのまま多くの曲に挑戦していきます

2009年3月17日(火) 雅楽会

篳篥中学生1名、大人2名、準教授1名
音取、越殿楽、五常楽急
やはり中学生の覚えは早い、練習不足の音なんだけど追いかけてきますね

大人2名中一名はまだ一年経ってないけど先輩を追い越している音と操作ですね
充分練習しているのが判ります

8:30頃より龍笛と合奏になりました
龍笛は先生準教授とも欠席で今年からの生徒3名と中学生1名

双方とも唱歌の歌いこみが足りないですね、リズムの取り方にそれが現れています
連続音の5拍や6拍などに見られます
1フレーズごとの唱歌、演奏の繰り返しを強く勧めておきました

龍笛の中学生は色気が出てきてセリ上げる吹き方を必要以上にやります
なにか勘違いしてるみたいです
次回矯正したいと思います

宮内庁の先生が出す音は音の太さを変えているように聞えるんだけどね
素人はそれを音程のセリ上がりだと受け取ってしまうんだね きっと

宮内庁の先生の音程も下から上へ動くけど太さを変えて副産物で出るものと
最初から音程を動かすのを目的として出る音では本質が違うし
明らかに音色が違うと思う

2009年3月19日(木) 舞楽練習

龍笛3名、篳篥1名と私

小乱声、陵王乱序、渉陀調音取、をそれぞれ総当りで吹き問題点の修正を行なう

当曲の4行半までを繰り返し演奏、検証

で本日はおしまい

篳篥の音程の甘さが足を引っ張ってます。なんとかしてもらいたい

2009年3月20日(金) 神事奉楽

中学生と母親が見学に来ました。皆さんの端っこに円座を敷いてもらい

恐縮しながら神事を堪能してました。舞楽は朝日舞、音源はテープで

神事の終わりには直会があり見学者も初体験をしていました

終了後着替えてから中学生の音を聞かせてもらいました。意外と
しっかり吹くのには感心です

さっそく私が作った盧舌でプラ管を使い音を出し、それで吹いてもらいました
気に入ってくれたようです、もう差し上げました

本管を購入する話だったけど私が出す音くらいまでプラ管で修行をしてもらい
宮内庁の先生に買ってもらうことにしました。

さて毎週火曜日に練習にくることになりました

そう言えばきっかけは東儀秀樹さんだそうです
どうやら雰囲気的にはお母さんがおっかけをやっていた結果なのでは?と思いました

息子の送り迎えで練習会場に来ることになるので龍笛か篳篥を一緒にやって
時間つぶしをやるように話をしてみます

2009年3月24日(火) 新人来る

公民館での雅楽会に中学一年生の新人さんがきました
この間行き会った時に私の盧舌を渡しておきました、
その時にも良い音を出していましたがとても安定した音を出します

今日は「篳篥は抜ける音を目指す」と教えました
長年やってる人でも意外や見落としています

これは篳篥の永遠のテーマで常に心がけていないと
近鳴りの貧弱な音になってしまいます

今年度から始めたAさんはこれで何かつかみかけた気配がします
2年目になるOさんも楽な盧舌から一歩踏み出す気配が見えました

これで昨年からやっている中学生のMさんが自宅練習をやってくれれば
面白いことになります

これも今日入った新人さんのおかげです

独学でやれる範囲はやってしまった感じがします
指摘したことは一発で理解吸収してます
これから先が楽しみになりました

2009年3月26日(木) 木曜舞楽

龍笛2名、篳篥1名と私

DVDにあわせて吹いてみました、完全暗譜が出来ていない人はやはりずれます
暗譜してくれるのを待つことにします
この状態では舞に付ける事は出来ません

龍笛1名と篳篥1名は音程が安定してない、リズムが取れない状態もあるので
かなり時間がかかりそうです

龍笛のもう一名は高麗笛の後に龍笛を吹いてもキチンと吹けます、龍笛の口が出来ているんですね
彼は祭囃子の篠笛から龍笛に入りました、両立しているので意識して口を作っていることが伺える
CDやDVDからリズムと音程を受け止めて再現してくれます、頼もしい彼です

最近入った篳篥の新人さんもきちんとした音程で吹いています
好きで自宅で吹き込んでいるのがわかります
かなりのハイペースで上達していくことでしょう

まだ木曜舞楽には参加してないけどもう少ししたらきてもらいたい
舞もやりたいようなのでDVDで研究してもらうかな


そう言えば私が顔を出す雅楽関係の集まりで上手になる人とそうでない人を考えると
練習で指摘されたり助言されたりしてそれを帰ってから研究しているかどうかが表れて
いるだけかも知れない

週一度集まって吹くことよりもそれ以外で努力研究することの方が大事なんだけど
それを実践してもらうには教える側にもう少し、いや大分テクニックを要する な

2009年3月30日(月) 月曜練習

先週は私が休みだったので状況がわかりません

今夜は篳篥3名での練習

高麗楽中心で行きました

延喜楽、胡蝶楽、貴徳破急、納曽利破急、林歌

それに長慶子舞楽吹き(観客退出ように)
前後して太食調音取を(意外と不完全の方がいます)

是だけで時間となりました

忘れている部分もあります、吹けば思い出します、思い出しては又吹きました
二回目はばっちり行きますね

2009年3月31日(火) 火曜練習

本日は会場の都合でお休みです

雅楽会では4月18日(土)午後4時から諏訪大社秋宮神楽殿にて
「桜の下演奏会Vol2)を開催します

一年間の練習の集大成の発表会ですが神様に聴いてもらう会なので
大々的な宣伝はしません。身内だけ集めれば良いと思っています(サクラ)
(サクラ)も充分に意識したネーミングでもあります
それでも皆さん緊張します。何しろ神様の前ですから

初めて直垂を着る人も居ます。当然下の着物があるわけではありません
そこで白い色のスカートやズボン(パンツ)に襟元の開いたシャツで
乗り切るつもりです
足袋だけは購入してくださいと言ってありますが白い靴下でも良いかな

そう言えば着替えのところから神楽殿まで移動するので履物も考えないといけませんね

曲目は、平調音取、越殿楽、五常楽急、倍臚 くらいかな?

終ったあと恒例の懇親会です。今回は鹿食免の鹿料理で行ないます
どちらかと言えばこっちの方が主目的なのですが
どうなりますやら

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