源さん気まぐれ日記

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2009年2月1日(日) 遷座祭

2月1日は遷座祭です。秋宮から春宮へ遷座します。
一年間で一番寒い神事だと思います。時間もかかります

例年に比べてそれほど寒くない一日となりましたが指先は凍えてきます
それに文化財修復工事中と言うこともあって祭事をする場所が狭く
立ったままでの奏楽となりました

蘭陵王の舞楽吹きも音程が合ってきたし程よいリズムで演奏できたと思います

龍笛3人、篳篥3人、笙1人
笙が3人居ればもう少し迫力が出たかも知れません

意外と気持ちの良い演奏が出来たと思います(私は練習不足で苦しかったけど)

2009年2月2日(月) 月曜練習

篳篥は雙調の陵王をやりました。なかなか良い曲です
一人で吹いてもらうとリズムが乱れるところがあります
と言うより唱歌のリズムが吹くときに生かされていない状態です
これを早く脱してもらいたいものです

出来ない部分を唱歌→演奏を出来るまで繰り返します
こつは息丸から息丸までの短いフレーズで行ないます。
出来たら一つ手前のフレーズから続けます
これが出来たら次の問題点を探します

時間が掛かりますが確実に前進してくれます

龍笛との合奏では雙調酒胡子の演奏と唱歌
平調越殿楽、倍臚で時間となりました

諏訪大社さんには3日の節分行事準備に忙しい中会場を使わせていただき感謝申し上げます

2009年2月9日(月) 月曜練習

今夜は篳篥のみ3名での練習、龍笛が隣の部屋に居たけど合奏になりませんでした

雙調の調子、颯踏、入破、賀殿急、武徳楽、陵王、鳥急、酒胡子、胡飲酒、柳花苑
で見事時間となりました

音程の取り方、リズムの取り方など気になるところはありますが以前に比べれば
格段の上達振りです
連続してこの位曲を変えて吹くのも良い練習になります

現在の私の盧舌では連続でこれだけ吹けません、2本使いました
次の盧舌を作らなければ・・・

2009年2月10日(火) 雅楽会

さすがに風邪で参加者が激減

ところで笙の2名は中学生なんだけど平調音取、越殿楽、五常楽急、倍臚まで進んでる

篳篥の中学生と大人1名はまだ五常楽急をやってるのに

で合奏は篳篥と笙でみっちり音取をやる

龍笛が来て音取、越殿楽、五常楽

そして出来る人だけで倍臚一返

これにて終了

笙の成長ぶりには驚かされます

早いところ盧舌を拉いで吹きやすいものを渡さなければ
あせる

2009年2月11日(水) 紀元節

今日は紀元節のため上社本宮と下社春宮で神事の奉楽に行ってきました
献饌:胡飲酒破、玉串:酒胡子、撤饌:武徳楽(春なのでいずれも雙調)

夜は水曜日舞楽練習
舞楽と言ってもまだ入門編で蘭陵王のはじめから3行目までを龍笛と篳篥で
おっと!!その前に渉陀調音取を練習
龍笛2名、篳篥2名
水曜日は参加者が少ないことがわかりましたので会場の都合によっては木曜日に
変えようと思っています

とにかく初めから3行を暗譜して練習すれば合うようになってきます

何回も繰り返す内に大分合うようになってきました
周りの音を聴ける様になってきたようです
もう少し完成度を上げれば笙の音の移り変わりも聞けるようになるかも知れません

舞楽をやるにはもう少し人数を増やさないことには先に進めません です

2009年2月16日(月) 月曜練習

今日は平調調子、雙調調子、酒胡子、陵王 唱歌を歌いその後演奏

龍笛との合奏(龍笛4名、篳篥4名)
雙調音取を2人組みで4回
酒胡子の唱歌と合奏
一行目最初のフレーズが合わないのでその部分だけ唱歌、演奏、唱歌、演奏を
繰り返し龍笛が唱歌通り演奏していないのが判明
問題解決しました

振り返ってみれば同じようなことをやってる箇所があります
どうやらこのような克服経験が少ないような気がします
龍笛も唱歌を歌ってから演奏しているので気がつかない状態なのかも知れません
とすれば基本的なところがクリア出来ていないということだと思います

2009年2月17日(火) 火曜練習

今日は篳篥生徒1名
盧舌がうまくなくて一苦労、責を作ったり削ったり・・・

龍笛と合奏も音取を一人づつで全員練習
笛を構えるタイミングやら姿勢やら
最後に越殿楽を一行で車

龍笛が風邪をひいていて音がかすれていました、重症の笛もあります

今日の課題と言うかテーマと言うか問題提起と言うか
「指を離す音がするか?」と「偶数拍で音がスパっと切れるか」です
これを克服するとかなりレベルが上がります
さてどうなりますやら楽しみであります

2009年2月19日(木) 舞楽練習

今週から舞楽練習を木曜日び変更しました。龍笛で水曜日都合の悪い人がいたからです

で今日は龍笛が3名、篳篥2名、見学者1名

蘭陵王一行目を鞨鼓を入れて繰り返し練習
イメージは大分解ってきたと思います、ただひたすら練習あるのみ
もう少し本物の演奏をCDなりDVDで耳に焼き付けて来てもらいたいと思う

まだ譜面を追いかけているので突っ込んできます
一行がクリアできれば4行目の半ばまで繰り返します
ここまでクリアできればあとは何とかなります。と言っても初めてでは駄目だけど

これからしばらくは完成度を上げることに時間をかけます

陵王乱序を少しやってみました、慣れれば良さそうですがまだ譜面を見ているので
もう少しかかりそうです

渉陀調音取をやりました
これも繰り返しやれば物になりそうです

と言っても音程、めりはり、リズムどれをとっても甘い、先生に幽霊が出そうと言われそう

さてメンバーが足りない、打ち物3名必要だし、管方だって多いほうが迫力が出るし

2009年2月23日(月) 月曜練習

今日は篳篥2名
雙調調子、賀殿急、武徳楽、酒胡子、胡飲酒破、陵王

舞楽陵王の付け所、二行目の頭、三行目の下の繰り返し練習

小音取、納曽利破

以外や高麗は忘れてますね重要部分を繰り返しおさらいをしました

本日は龍笛と合奏は出来ませんでしたね

ところで本日拉いだ盧舌っを一本削って音が出るようにしました
一発で平調と盤渉が出ます、こんなことは初めてです

で夜の練習に持って行って自慢げに思いっきり吹いたら見事横に割れ筋が入ってしまいました。ん−−−−残念

2009年2月24日(火) 火曜雅楽会練習

篳篥 中学生1名、大人2名と私
まずは音作りから
中学生は苦しいながら音を出している
Aさんはとても苦しそう、今日削った盧舌を渡しました。これも苦しそうだけど
ほぼ音程はあってきました
少し疲れると高音部が低めになります。唇に力が入ってしまうんだと思います

Oさんは盧舌を2本購入したとのこと、見せてもらったらもう横に割れ筋があります

実は今日割れにくくする方法を思いつきました。Aさんにわたした盧舌もこの方法で
対処してあります。昨日以上に吹いたけど割れません
どうやら現在この方法がベストのようです
もう少しテストを重ねてみます

練習の方は8時頃笙部隊が生徒2名を連れて合流
平調音取の練習を篳篥はそれぞれ2回
その後越殿楽を合奏
その途中に龍笛軍団が合流

平調音取、越殿楽、五常楽、仕上げに越殿楽で時間となりました

この間風邪をひいていた笛が治ってました
随分と練習しているとお見受けいたします。出来れば譜面から目が離せるようになると
良いんだけど
これで一段階上がったかなと言う感想です

2009年2月26日(木) 木曜舞楽

龍笛4名、篳篥2名(私は太鼓と鞨鼓)

渉陀調音取を総当りで練習

陵王龍笛が全員が音頭をやる、都合4回練習

陵王乱序を3回

仕上げに当曲を一回

篳篥の音程が苦しくなると上ずる傾向にあるけど指摘しても治らない
五から一に上がるような時に上がりそこねるとその辺りから上ずるような気がする
何か意識してしまうのかも知れない

それと違和感のあるフレーズがあるのでCDなどを充分聴きこむ必要がある

まだ暗譜してないので合いませんね、暗譜を薦めているけどもう少しかかるかな

2009年2月28日(土) 野出の神事

野出神事(のりでのしんじ)
今日は諏訪大社前宮での野出神事奏楽でした
龍笛3名、篳篥2名、笙1名
雙調、胡飲酒破、雙調調子、酒胡子、武徳楽、鳥急、長慶子
本宮へ移動して帰白祭
賀殿急、陵王、胡飲酒破

龍笛の達人多分長野県随一の音を出す人が参加しました
そこに2名の龍笛が並びました

私は両方の龍笛の演奏に同席しています
そしてぜんぜん吹いている音楽が違うと言ってました

今回は古くから龍笛を吹いている人が全然音が違うと認識してくれました
以前から言っていたことですが
本番で並んで演奏して初めて認識したようです

もっと早くから同席してもらえば良かったと反省しています

これで違った雅楽の世界に進むかも知れません
私の向かう方向であってほしいと願います

私は苦しい盧舌で息継ぎいがいで息継ぎをしてとりあえずしのぎました
随分ご迷惑をお掛けいたしました

あと一週間もすればこの盧舌も何とかなると思います

最低限今年の雅楽研修会までには使える盧舌を作らないと・・・あせってます

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