源さん気まぐれ日記
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2009年12月1日(火) 火曜雅楽
雅楽会の練習
龍笛の小4年生が子供用のプラ管を購入してきました。
平調越殿楽を殆ど覚えていました。安定したポジションが理解できれば末頼もしい限りです
青利、杉嘉、宮久、下せ、林千、間静、古寛、小一
雙調音取、武徳楽、酒胡子、壱越調胡飲酒破
篳篥は中二の宮圭君が首を捻挫(症状はムチ打ち)で早く帰るとのこと
有せ、小正、と私
平調音取、越殿楽、五常楽急、倍臚、鶏徳
鶏徳のリィヤァリィラの集中練習
龍笛の武徳楽に合わせて合奏、二行目を繰り返して全員で吹く
それをもう一度、龍笛と掛け合わせが理解できたようです
龍笛は良い音で合っている、一人お尻の長い人が居るだけで見事なものです
音が合わない人が少ない分修正するのが楽なんだと思います
合っているから無理が少なくなり響くようになって良い音になる、と言う具合に好転しています
左手の親指のポジションが悪くて長時間の演奏に耐えられない人が居るのでそれが
これからどのように響いてくるかがポイントになりそうです
案外アキレス腱だったりして
2009年12月7日(月) 盤渉調
篳篥は小正、松田、宮源
広い20帖の部屋なんだけど暖房機が点かない
燃料切れまで炊いてしまったそうで管路のエアーが抜けない
1時間半音だけしてるだけで室温は徐々に下がり塩梅
途中エラーになるので消したりスイッチを入れたりしながら震えて
思いっきり吹けば熱くなるかと思ったら盧舌が割れてしまったり・・・
盤渉調調子をカノンで
輪臺二返を唱歌と演奏
青海波管絃で唱歌と演奏
青海波舞楽を唱歌と演奏
とんだ厄日となりました
早めに と言っても8:30を廻ったけど龍笛の部屋に合流
なんと熱くて暖房機は消してあります。あわててスイッチON
盤渉調音取を小正さんと田淳さんで、松和さんと古寛さんとで数回行なう
付け所や雰囲気が習得できたと思います
白柱の唱歌
三行目から四行目の中頃まで唱歌を2回、そこだけ演奏を3回
この部分はとても味のあるところなので入念に
最初から皆さんで一度に吹き始めて止手まで吹いて本日は終了となりました
龍笛の皆さん短くまとめる部分が理解できたと思います
短時間だったけど実りのある練習だったと思います
2009年12月8日(火) 雅楽と言う表現
本日は新潟まで遊びに行って来たので参加が遅くなりました
笙はお休み、篳篥は女子中学生が2名と小正さん
龍笛は青利、杉嘉、宮久、田祥、門静、小一、古寛
諏訪大社の江戸時代の古文書から雅楽と神楽の記述のあるところを抜き出して
コピーし大人の皆さんに配布しました
じっくり読まないと意味が解らないと思いますし前後の文言がコピーされていない
可能性があります
これを読んでもらい来週に解説をしないといけないかも知れません
「雅楽」と言う表現は明治時代に考案されたと聞きましたが江戸半ばには使われて
いたことになります
左右の舞いをやったようなので納曽利と蘭陵王でもやったのでしょうか?曲名は書かれていません
神楽役人の日記帳が発見されるのを待ちます
2009年12月12日(土) 木落坂
諏訪大社上社の木落坂整備の落成式に行ってきました
神事としては安全祈願祭とのこと、てっきり落成式だと思って壱越調賀殿急を考えました
降神:壱越調調子
献饌:壱越調胡飲酒破
玉串:壱越調賀殿急
撤饌:壱越調武徳楽
昇神:壱越調調子
できるだけゆったりと吹くことを心がけました
しかし寒い、天幕で囲ってあるけど足元から冷えてきます。指先も凍えてきました
終る頃と言うより着替えるころには気温も上がってきて・・・
木落坂では周辺も含め公園化してそのお祝いに各種イベントが計画されていて
神事はその始まりに過ぎません、もしかして今現在も大騒ぎしているのかも知れませんね
2009年12月14日(月) 寒い
昨夜の雪が日陰の山道に残ってました
篳篥:宮紀、松和、小正、と私
盤渉調音取、調子
越殿楽、白柱、竹林楽、蘇莫者破の唱歌と演奏
龍笛:古寛、田淳
終わりに合奏
盤渉調音取を数回ずつ
白柱の唱歌と演奏
今夜は霙からあられ、雪降りになったとのことなので早めにおしまいとしました
2009年12月15日(火) 舞楽抜頭
さすがに年末なのか参加者が少ないです。笙はお休み
龍笛:青利、宮美、林千、田祥、門静、小一、古寛、浜君
門静さんは6:30には到着していて自主練習をしていたとのこと
浜君が帰るまで別室にて小一さんが基本練習を行なう
門静さんも今まで基本練習を集中してやったことが無かったので飛躍的に上達しました
浜君が帰ってからは龍笛合体して唱歌と演奏や問題のフレーズの集中練習
篳篥は藤遼、有せ、小正、私
平調音取、越殿楽、五常楽急の唱歌と演奏、鶏徳を一行ずつ唱歌、演奏、問題のフレーズの解説と実戦
通しで演奏
皇じょう急の二行までの唱歌、と演奏、フレーズの解析と実戦
この辺まで来たら龍笛軍団は帰りの準備を・・・
で盤渉調越殿楽の演奏に篳篥唱歌を付けて
雙調酒胡子の合奏に参加
これにて龍笛は解散
ここで藤遼君が抜頭の舞いを研究しているとのこと
龍笛にもその旨伝える。過去一時期吹いたことがあるので龍笛がその気になってくれれば可能性が一番高い舞いでもあります
来週から取り組みたいと思います
さて面を使い物になるように手直しをすることにします。現在手元にあるのは鑑賞用なので一回り小さい、これを型代わりにして一回り大きい面を作ることにします
彼の顔ならばこれでも使えるかも知れません、来週合わせてみます
抜頭で使う「バチ」の基本物は作ってあるので是に金金具を作り紐を付ければ完成します
金金具を打ち出しで作ろうか張り合わせで作ろうか試案していましたがどうやら切り貼りで挑戦してみます
御柱まで4ヶ月あるから充分可能な範囲だと思われます
皆さんの気持ち次第ですね
新年会が計画されているのでそこで盛り上がると一気に進む可能性があります
2009年12月21日(月) 月曜最終練習日
諏訪大社での月曜練習の年内最終日でした
龍笛1名、篳篥4名と言う寂しい状態なので8時から合奏に
急遽古い建物に会場が変更になったので寒さが厳しい、手が凍えて大変なことになりました
管別練習では盤渉調調子をめいめいで音出し練習をした後カノンで二回
輪臺を一返の唱歌演奏、青海波の唱歌演奏
合奏
盤渉調音取を松和、小正、高繁それぞれに古寛さんがあわせる
盤渉調越殿楽の唱歌演奏、音頭松和
白柱、音頭小正
壱越調音取を松和、小正、高繁それぞれに古寛さんがあわせる
胡飲酒破の唱歌演奏、音頭高繁
雙調音取を松和、小正、高繁それぞれに古寛さんがあわせる
酒胡子の唱歌演奏、音頭松和
これにて本年の月曜練習終了
長慶子と言う言葉がありましたが時間切れとなってしまいました、残念
合奏練習の後に長慶子を吹いて終るように心がけたいと思いました
あと調が変わった時に音程を取れない現象が見受けられるので一晩に6調子唱歌をするのも良いかな!!とも思った
初心者がいない時には最初から合奏も視野に入れてみたい
2009年12月22日(火) 最終練習
本年最後の練習日となりました
篳篥:藤遼、圭太、奈央、森口、以上中学生、有せ、林佳、小正、私
龍笛:小4浜くん、中学生の内昇、青利、宮美、北多、田祥、門静、古寛、小一
笙:中学生の四季恵さんと祐佳さん
今夜は最終日なので一年間のおさらいを皆さんで行ないたかったけど入門間もない龍笛のメンバーだけの練習、篳篥の入門者の練習が狭い部屋で行なわれています
そこに龍笛と篳篥の練習がそれぞれ行なわれすざましい状態となりました
篳篥は音出しの練習に君が代を行い一人ずつ音頭を行なったので5回と昇君の音頭を含めて6回
その後笙に手伝ってもらい平調音取を人数分交代で吹いてもらいました
雙調音取も行なおうとしましたが浜君の都合で全員出平調越殿楽を一度吹きました
篳篥は五常楽急の唱歌演奏、倍臚の唱歌演奏、初心者がそのまま倍臚を続ける
龍笛に合わせて雙調武徳楽の合奏に参加
その後篳篥は舞楽抜頭の唱歌演奏を行なう、中学生もリズムが良いからと言って覚えていてくれました
藤遼君がところどころ舞いをやりながら・・・
一月ほどやれば物になりそうです
抜頭の壁飾の面ですが顔が入るので空気の流通を確保できればこのまま使用できそうです
髪の毛をつけます
来年の楽しみが出来ました
2009年12月23日(水) 篳篥だけの神事
本日の天長節はさんざんだった
あてにしていた龍笛は来ませんでした、笙も午後だけ出られると昨日の夕方メールが
来ていたけど都合が悪くてだめでした
結局篳篥2名
上社は見かねて神主さんが龍笛を吹いてくれました。
宮司一拝:太食調調子(松和)
献 饌:合歓塩
玉 串:長慶子舞楽吹き
撤 饌:抜頭舞楽吹き
宮司一拝:太食調調子(松和)
当初龍笛が居ないので高麗楽で考えました
宮司一拝:小音取
献 饌:意調子
玉 串:納曽利破
撤 饌:納曽利急
宮司一拝:小音取
これも良さそうです 試してみます
下社は神主さんの手が空いていなくて篳篥二人だけでの奏楽となりました、場所柄3名くらいが望ましい
開扉:太食調調子(松和)
献饌:黄鐘調調子
玉串:雙調調子
撤饌:平調調子
閉扉:雙調調子(松和)(壱越調調子の予定でしたが私が譜面を出し間違えていました)
調子だけで神事を行なうのは初めてでしたが悪くはありませんでした
譜面を間違えなければ盤渉調を除いて残り全部を使うことになります
これで本年の雅楽奏楽は全て終了いたしました。有難うございました