源さん気まぐれ日記
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2007年7月17日(火) 今年も雅楽研修会に行ってきました
今年も長野県神社庁雅楽研修会に行ってきました。毎回基本をみっちりやります
基本を習うために毎回越殿楽をやります。結果見違えるような音になります。要
するに基本がなおざりになっている証明でもあります。大ベテランの師匠が真っ
赤な顔をして全身で吹きます。反省をした日々でもありました。
2007年7月18日(水) 良い音
篳篥の場合
指穴を押さえる指先が振動でしびれるくらい柔らかく押さえます(軽く載せる)
これにより笛自体が響きます
左手は簡単に体感できると思います(指が持ち上げられる感じも)
右手は3mほど先に吹き矢を放つようにして流量を増やせばしびれると思います
これだけで驚くほど音色が変わります
慣れるまで訓練あるのみですね
苦しい盧舌だとつい力を入れてしまうよ ネ!!
2007年7月20日(金) 盧舌拉ぎ
高温多湿な梅雨時が葦を拉ぐ季節と言うことで暇を見つけてやってます
やっと60本くらいできました。予定では100本なんだけど
自分用だけでしたら年間10本もいらないし何年か前の拉いだものもあるから困らないんだけどネ、まだ一期間にそれだけ拉いだことが無いのでやってみたいだけのことです
練習だと思ってなんでも拉いでいますが歩留まりを考えれば材料の吟味選別を丁寧にすることで上げることができますし必要なことだと思います。残りは揃えたものを拉ぎます
初心者用に薄いものも作ってますがこれは季節にかかわらずいつでも拉げます
初心者の場合最初に音が出ないとあきらめる人も出てくるので楽に吹ける物を作ります
長持ちしないけど上達するのに合わせて交換して短期間にレベルアップできるように対応して行きたいんだけど、楽な物はなかなか手放してくれません・・・
2007年7月21日(土) プラ管
私は篳篥吹きで他管に口は出すな手は出すなと言われているけど
龍笛のプラ管を1本持っています
これは新人が来たときに体験したりMY管が来るまで暫定に貸す為です
(今まで2本くらい帰ってこないものもありますが)
これまでプラ管は有名な本管を複製してあるから大丈夫と思っていました
苦しんで使ってるようなので宮内庁の先生方の忠告を無視して吹いて見ました
「干」の音が狂っています。どうしても高く鳴ります。それも随分です
以外でした
他社のプラ管で試して見たいと思います
2007年7月23日(月) 他社のプラ管の確認
M社の龍笛プラ管で試して見ました。合ってます!!
それに長い年月で幾種類も作られているのも解りました
二分割できるタイプは耐用年数が少ないですが合ってました
T社の場合二分割の後に出たプラ管が良さそうですね
その後型を変え
その後成分を変えたのかも知れないけど型は同じなんだね
多分
二分割のすぐ後の鋳型が残っていたらそれに戻してもらいたい
と思う
2007年7月26日(木) 図紙
古くなった図紙を新しいのに巻き換えると
音色も良くなるような気がする
和紙の種類によっても音色に影響が出るような気がする
それと痩せて薄くなって行くのが早い種類もありますがこれは困ります
2007年7月30日(月) 盧舌拉ぎ_2
残りの盧舌を拉ぎました。目標を達成することができ新たに得るところもありました。
拉しいだ物を紙箱に保管してましたが先端を紙で押さえてなかったので開いてきて
いました。
本日の物を追加するときに「シリカゲル」を一緒に入れたのでその効用があるか
楽しみです
これで多分一年間では使い切れない量を確保することが出来ました
切断してない材料は残りがあるので数年燻して見ようと思っています
実際数年燻した葦の方が張りのある良い音がします