源さん気まぐれ日記

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2007年9月4日(火) 

昨晩は龍笛3名と篳篥3名で皇じょう急をやりました。
半帖で二分割、前後ろで二分割、要するに4分割です、どちらも後半部分は共通なので
A・B・C・Bの構成となっています
まず半帖から二行半を唱歌演奏の繰り返しで掛け吹きの部分をしっくり来るように
それを龍笛と篳篥で一対一演奏、奏者交代、問題があればその少し前から繰り返し
大分問題が解決しました
その後半帖から止手まで
これも一対一で奏者交代で問題解決を
仕上げに最初から最後まで全員で

龍笛の「五」と篳篥の「一」が音が合いませんでしたが過去の研修会でお互いに譲らない
と言われたことがあります
共鳴しなくてギンギンギンとなりますがその後に来る「平調・盤渉など」を綺麗に共鳴させる
ことにより聞く者がほっとします
その繰り返しとテンポアップがきいて心地よい曲となるのかも知れない

終わりの二行半は1フレーズしか不協和音が出てこないのは曲の仕上げに向かっているように
感じます

ただ同じ管通でギンギンギンとなっていたのでは困るけど

2007年9月5日(水) 洋楽からの切り口

昨晩は雅楽教室でした
大分慣れてきた感じがします。趣向を変えて「君が代」をやりましたが
皆さん唱歌は出来ているので指が出来てしまえば楽に行けます
最初は息が続かないのでアップテンポでやって、これは音だしの練習になりますね
ロングトーンの練習に近いし曲としても味わえるので入門曲としてもっと使った方がよいですね

終了間際に越殿楽をやりましたが成果が出ている気がします
次回が楽しみであります

今回配布した譜面は「さくらさくら」「あかとんぼ」「遠き山に日は落ちて」「荒城の月」

2007年9月9日(日) SUKIPとの出会い

昨日は伊那市の若い神官さんと神事に奉楽させてもらいました
かれは昨年12月に就任した駆け出しとのことですが練習量もあるなと感じました

そうそう彼は龍笛です。前宮内庁式部職楽部主席楽長の上 明彦先生から手渡された
管を吹いています。
かなり良い音を出します。それに「SUKIP」を取り付けていました。初めて見ます
篳篥にも有効とのことで貸してもらいやってみましたが変化がありませんでした
つける位置が違ったのだと思います
材質などが解ったので時間をかけて試して見たいと思います

本来の方向性ではないけど話題性はあります

2007年9月17日(月) 雅楽の基本は何?

最近苦しい演奏をしてきました。
息が続かない、唇に力が入らない・・・

奉楽が終わる頃原因が解ってきましたが既に体力を消耗していて立て直せなかった

龍笛の吹き方に特徴があって少し低い音からせり上げることをやります
(「ぶをー」と言う龍の鳴き声を思わせる音をイメージしてるんだと思うけど)
(宮内庁の前主席楽長上明彦先生の「ぶをー」は正律の音で巾が広がった音なんだけど
それをまねるのに勘違いして低い音からせり上げているらしい、しかも相当低いし長い)

吹き始め、アクセントを付けるところでせり上げる量と経過時間の違いがありますが
その度に行なわれます。
どうやらそのようにしてリズムを確保している節もあります

問題は私がその低目の時の音に合わせようとするために盧舌の先端側を唇で押さえる
傾向になってしまう
それが原因でした

最後に笙と篳篥で閉扉時の奏楽をしましたが問題なくできました。

何か対策を考えねばなりません、龍笛の人に演奏方法を変えてもらうのが一番なんだけど
本人は良いと思っているのだし彼の周辺の方々は「うまい」ともてはやしているようだし・・・

2007年9月21日(金) 盧舌調整

久しぶりに盧舌を調整しました。削って音は出るようにしてあった10本位なんだけど
改めて見ると色の優れない物はだめですね
1.白色の張りのあるもの
2.自分の管に合った径の物
結局残るのはそういうものです

もう少し材料の吟味に時間を掛けるべきだったと反省してます。

これから来年の梅雨時までにゆっくり準備するつもりです
出来れば鵜殿まで葦の採取に出向きたいですね

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Akiary v.0.61