源さん気まぐれ日記
バックナンバー
2008年7月2日(水) ちょっと大変
梅雨時が盧舌を拉ぐ適期なんだけど
現在住宅を立替中で仮住まいにつき今年は作れない状態
公民館の雅楽教室でリードを供給したりメンテする人数は3名+新人2名
でそれなりの物を支給済み
中学生一年生の課外授業で受け入れの篳篥人数が10名とのこと
間違いであって欲しい、せめて5名くらいなら・・・
「盧舌は私が支給します」と言ってしまったし
2008年7月3日(木) 欲しいもの
笙の唱歌CDが出ました(故 多 忠麿さんが40年前に録音したもの)
欲しい!!
篳篥吹きとしては要りません しかし
雅楽講師をするとなると生徒に聞かせるのに欲しいと思う
譜面は龍笛・笙ともに持っています
龍笛の入門用のCDは現在貸し出し中です
2008年7月5日(土) 講習会の季節
今日は一年ぶりの雅楽講習会一日目です。
昨年と同じところを注意されますね
気をつけて吹いているんですが、気をつけると息の入が少なくなって
音を探して吹くようになるんですね
宮内庁の先生のように朗々と吹きたいものです
唱歌が駄目ですね、最近手を抜いていたのがばれてしまいました
黄鐘調 越殿楽と千秋楽が課題曲です
おまけに西王楽破と平調の皇じょう急をやりました
午前中は8名、午後9名
1.塩梅に入るタイミングが早い
2.塩梅がなだらか過ぎる
3.ワンフレーズの連続性を追及すること
4.音が上ずっていくのを笙を聴いて修正しながら吹くこと
5.音がずれると息が苦しくなる
6.ゆったりと構える、力まない、
2008年7月7日(月) 講習会二日目
雅楽講習会の二日目が終わりました
管別練習から始まり午後2時半頃から合奏練習
笙:6名
篳篥:8名
龍笛:2名
黄鐘調音取練習 一管ずつなので計8回
越殿楽合奏(一遍)
千秋楽合奏
西王楽破合奏
平調音取
倍臚一遍
それぞれ個性があるので組み合わせで音取もかなり仕上がりが変わります
今年の篳篥は昨年に比べて随分とレベルが上がりました
講習会前の個人練習がされていたのが解ります
当然と言えばそれまでなのですが
盧舌の状態を先生に手直ししてもらわなかった人が9人中5名
全員が手直しされなくて進むようになれば「蘭陵王」も夢ではありませんね
今年の只拍子は期待させる出来栄えでした
2008年7月9日(水) とても大変
中学生8名と大人1名分都合9ヶ盧舌を渡しました
一人ひとり音が出るように調整して
是だけで40分が・・・
で越殿楽一行を
二行目を
若い人たちはその気になれば飲み込みが早い
しまう時に帽子をかぶせて・・・壊しちゃった人が居て
どうやら来週10ヶくらい用意しておかないと困りそうです
2008年7月14日(月) 恒例の研修会
今年も長野県神社庁主催の雅楽研修会が行なわれました
篳篥は受講生が10名
先生に盧舌の調整をしてもらった人が4名
総じてレベルの高い研修会になったと感じております
今年の研修会は曲数が少なかったけど一曲の完成度が今までに比べて高いものを要求された
実際合奏ではそれが発揮できたと思います
もう少し合奏の時間があればその辺がクリア出来たかも知れない
初日の練習曲
黄鐘調音取:越殿楽:千秋楽(出来ませんでした)
平調音取:越殿楽:倍臚
二日目
太食調音取:管絃長慶子
平調音取:越殿楽
最近長慶子は舞楽吹き(三度拍子)をやることが多かったのでと言うより
管絃で吹く機会が無いのでやりませんでした
この曲は管絃と舞楽吹きではやることが違います
管絃での面白みを付け加えたものと成っています
舞楽吹きがあるのに唯一舞の無い曲だとか
おかげでほぼ暗譜することができました。あと2〜3回やれば大丈夫だと思います
息の使い方で注文が付きました
音の移り代わりに向けて流量を多くしていく、簡単そうで難しい
ポイントは息を入れる場所
「3m先のろうそくの火を吹き消しように」です
息の吸い方も指摘されました
「使い終わってあわてて吸わない」
息を長く続けるには積極的に入れないとだめ
私自身の音も以前と変わってきているので何となく判る気がする
盧舌によってそれ以上息が入らないものもあるので調整を盗みたい
先生の手元を見ていても良く判らないんだよね
昨年もそうだったけど二週続けて宮内庁の先生に教わることが出来てありがたかった
出来れば三ヶ月くらい連続で出来れば面白いことになるんだけど
2008年7月18日(金) 中学雅楽
今日は午前8時45分から11時45分かけて雅楽の練習がありました
その途中に中国の小学生が(日本の中学1年生と同年齢みたい)見学やら体験を
行なう予定だったようですが時間切れで体験は無しになりました
民族楽器(ひょうたんの内部に音の発生源を仕込んだ縦笛)で民族音楽を吹きながら
教室に入ってきました。ピッチは440Hz、音域は篳篥と同じ1オクターブ+1音と
奇妙なめぐり合わせです篳篥のようなメリやカリないみたい
柔らかい音色でした
中国のお友達がいたのは15分くらいだったので集中して管別練習に打ち込めました
とは言え生徒の熱意もピンキリで教えるのは大変だと実感した次第です
飲み込みの早い生徒は繰り返し同じことをしていると飽きてきちゃうし・・・
とりあえず越殿楽3行をやってしまいました。きっと再現できなくて苦しむだろうなーー
訂正
中国から来た一行は小学生から高校生までの方々で中国の実験校(内容は勉強不足で判りません)とのことでした(7/19)
2008年7月22日(火) バテバテ
夏バテなのか昨晩の練習は苦しかった
一時間位吹いたくらいでこんなでは困ります
壱越調調子、黄鐘調調子、鳥急、拾翠楽、青海波、越殿楽、海青楽
その後龍笛と合流して唱歌と合奏、曲目は黄鐘調越殿楽、千秋楽
こちらは張扇をやってたので口は大丈夫だったけど
毎週一回7時から9時の練習では中々先に進めませんね
2008年7月29日(火) 長時間演奏
篳篥の昨夜の練習は黄鐘調調子を皆で吹きその後カノンで演奏
五常楽急を正式に吹きそして舞楽吹きにて3遍
倍臚の唱歌と初太鼓付けで演奏
龍笛チームと合流して合奏
平調越殿楽を返二で二回都合16行と五常楽急を正式に吹いて本日時間となりました
30分吹き続ける練習もやらないと、長時間吹き続けると力みも消えて
息の取り方も上手になるような気がする
日ごろの練習が短時間なので必要不可欠なことだと実感する
いつもなら新しい曲、しばらくぶりの曲を練習するところなんだけど
8月1日は道楽も含めて長時間の演奏になるのでちょっと体力訓練をしてみました