源さん気まぐれ日記

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2009年8月1日(土) お舟祭り

毎年8月1日は遷座祭です。通称は「お舟祭り」
今年は梅雨明け宣言が出ても天候不順で昨日も雨に降られました
ところが一夜明けて曇り空
秋宮を出立して春宮までは雨はなし
ところが渡御の儀を始める頃から雨が落ちだし土砂降りになっちゃた
出掛けの按配では傘はいらないと判断してだから困ることに
でも春宮を出立する頃には小降りとなりこのまま行くことにしました
でもそれは甘かった。
秋宮へ付く頃にはしっかり濡れて直垂を脱いだら白衣に桜色のまだら模様が付いている

問題は雨の中で吹いているとセメの状態が変化してきて音が変になっていく
盧舌も何だか怪しいし竹管にも影響が出ているのかも知れません
このような場合皆さんどうしているんでしょうね?

明日は二の祭りです。短いですが一応神事なので吹きます。一昼夜で回復するか心配です

2009年8月2日(日) 二の祭り

今日は二の祭りでした

昨日の遷座祭と本日の二の祭りとも始めての人が多く感激してました

神事自体は短くて吹く時間も短い

一夜漬けにしては「浦安の舞」も歌えていました。大勢だと良いですね

これからは悠久の舞も練習していきます

2009年8月3日(月) 月曜練習

今夜もパート別練習になりました。笙はお休みです

見学者が来ました。龍笛から見てもらいます。プラ管を持たせて
前歯が少し欠けていてそれが原因で龍笛は痛くて吹けないことが解りました

篳篥をO沢さんが別室で手ほどきしました。終了の時点で君が代が吹けるよと帰ってきました
さすがドラマーで消防のラッパ隊長も務めるだけのことはあります
彼の為に毎週水曜日に特訓することになりました。
短期間で上達させたい

M下さんが黄鐘調の越殿楽を練習してきたと言うことで唱歌と演奏を
その後五常楽急、王じょう、鶏徳、倍臚
その後平調調子を
メリの後の正律に戻すべきところが戻っていません、それを指摘してやり直し
理解できれば良い音色になり演奏も楽そうです

これが出来ないと曲の演奏が苦しくなります
そして久しぶりに林歌を唱歌、演奏を行なって時間となりました

本来月曜日以外にそれぞれ練習をしてきて月曜日に合奏をやる方針でした
それが毎年4月になると新入社員が入門からやります
新しいものをやりたい人が一人抜け・・・して結局大勢でまとまることなく

結局少ない人数でちまちまやっている状況が長らく続いていましたが

これから先は少しは改善されると思います。期待しています

笙の方々は合奏をしたいのに龍笛に引っ張られて出来ません
合奏ばかりやっていると新人が来なくなります

切り分けて練習が出来るような体制を作らないと先に進めません

2009年8月4日(火) 火曜雅楽

本日は道楽の成果が出ていました

最初管別での音合わせなど

8:30分から合奏
笙:1、篳篥:4、龍笛:10
譜面を見ている人 龍笛4、篳篥1

譜面を見ている人がフライングとお尻の長いところがあった

総合してすばらしい音色となりました、これから先が楽しみです

音取を代表者が吹き
越殿楽を正式に吹きました、二番太鼓から
五常楽急を正式に演奏
倍臚を二番で付けて正式に

今後の課題として
五常楽急の八拍子らしいまったりした演奏
倍臚の出だしから5行目までのゆっくりした只拍子を

笙のウンジャーが聞ける様になればしめたもの
今夜の雰囲気なら次回には表現できると思う

来月に入ったら打ち物の練習も取り入れて行きたい

2009年8月8日(土) 一日練習

今日は10:30から4:00まで火曜雅楽会龍笛10名の練習に付き合ってきました
毎月一回練習する方針ですが先生の都合により判りません

方向として先生がこれない月は生徒だけで一日練習したい、笙・篳篥で参加出切る
人でやって行きたいと思っています
まだ龍笛メンバーだけの話なので今度の火曜日に投げかけて見ます

越殿楽の唱歌、間に雅楽のウンチクを挟みながら
そして演奏
気になる点を解説、指の動きを懇切丁寧に見えるようにして教えてくれます

五常楽急の唱歌、演奏
これも適切に丁寧に解説してくれます

此処までで昼食に近くのレストランへ

また午前中の会場は諏訪湖博物館、雅楽とは結びつかないけど快く貸してくださいました
以前から演奏会をやってよと言われているけど中々これませんでした
是を良き出会いとして何時の日かお礼演奏会を開催したいと思います

午後は役場隣の文化センターで、ここは一日借りていたけど一日この空間では大変かな
と変えてみましたが、昼食で一度外に出ればリフレッシュできそうです
次回からは一日此処に成りそうです

午後は鶏徳を一行ずつ解説と指使いの細かい説明
唱歌を歌い実音と唱歌の違いを説明してくださいます
で、演奏、演奏の注意点の説明と指使いの不安の人への更なる説明

倍臚の説明
唱歌
演奏

ここで一服

一休み以降はO沢さんが差し入れで来ていたので私とで篳篥を入れて合奏

越殿楽を車
五常楽急を正式に
倍臚を二返

時間が少し余ったけど先生と今後どうするかの相談
先生は引き続き教えてくれるとのことです
ただし忙しい先生なのでこれない月が出来そうです
平日参加できそうな人は10名中3名なのでこれは無理

一日付き合っていて感じたのは時間が経つほど音色が良くなって行く事です
そして指使いもそのタイミングも合うようになっていくこと
充分な成果がありました

今回は初回と言うこともあって一人指名しての確認は行なわれませんでしたが
これからしばらくは基本をみっちり行なうので同じことの繰り返しになると思う
それに一人ずつ基礎の確認と指導を行なってもらえると考えています

それをクリアするころに他管との合奏などを取り入れて進むものと思われます
また篳篥メンバーの拡大を行い篳篥の先生にお願いして練習を始めたいと希望しています

今までと違い着実に進むものと思われます

2009年8月10日(月) 月曜雅楽

篳篥4名、M下さんも大分上手になってきたので

平調調子から合わせます
三臺塩急、老君子、林歌、王昭君、小郎子の唱歌と合奏
特徴的なフレーズの解説と実践をあとは来週です

M下さんも演奏中の拍の取り方が上手になってきました、もう少しで体得できるかも知れません
自宅での練習方法の見直しが必要かも知れません

M田さんの音が元気に鳴っていました。
2日ほど前にO窪先生に習った(多分)成果が現れています
県神社庁の講習会時は安全な盧舌を使っていたけど前進したようです
盧舌を先生に頂いたのかも知れません

廊下を挟んだ部屋から龍笛の音色が聞えてきます
振り返ってみると一音一音の高低を優先して練習を行なっていました
挫折するメンバーが出る原因としてそれがあったのかもしれません
こなす曲数は篳篥よりも格段に少ない状態でした
合奏をやっても何時もの曲なので結局合奏が少なくなります

雅楽は合奏をやらなければ面白みが出てきません

入門者に音が高いの低いのと言うよりリズムをキチンと取れるようにするのが先決
のようです。
自信が付いてくるに従って唱歌の声も綺麗に響くようになってきます
篳篥の場合音の出し方を見つける方が先で音程は平調と盤渉が正律に入れば
それ以外は上達とともに備わるものかも知れない

重箱の隅をつついて興味が無くなる様では本末転倒と悟りました
(龍笛を引っ張っている人が悟ると良いんだけど)

基礎が出来てくれば初めての曲でも唱歌を歌えば何とか付いてこれることが解りました


姿勢を注目してみると笙・龍笛は背筋が伸びて綺麗に見えますね(そうでない人も居るけど)篳篥の場合多少前傾になる傾向があります
また、楽座とこしょうでも違いが出ます。平均して椅子の方が良い姿勢になります。
長時間吹いていると無理の少ない姿勢になって行くようです

ただ、楽座もこしょうも両方演奏形態として存在するので練習しておく必要があります
特に息の取り方が変わることもあるので交互に鍛えたい

2009年8月11日(火) 火曜雅楽

お盆前と言うことで参加者が少なかった
龍笛先生1名と生徒7人、内、中学生1、初心者1、準師範は用事が出来て1名帰宅
勉強会の成果?そんなに早く出ません、しかし着実に音色が良くなってます

篳篥は初心者が1名、準師範1名、と私、初心者は準師範が教え、私は合奏の方に参加
合奏は龍笛と篳篥で越殿楽、五常楽急、倍臚、鶏徳

鶏徳だけ唱歌からその時笙が合流
笙は中学生2名と先生、男子一名は早退
鶏徳の合奏は龍笛と篳篥で

笙を含めて合奏を
音取、越殿楽二返

なかなか良い出来になってきました、笙のウンジャーが揃えばもう少し
メリハリの利いた演奏になると思います

日頃自宅で大きな音で吹けない方々には毎週の練習も大いに役立ちます
本来毎日吹きたいところだけど事情で責められません

篳篥初心者はプラ管と譜本を購入しました。先日渡した盧舌はもう使えない状態になっていました
特別メニューで練習です
来週から水曜日に特訓を行ないます

かつて篳篥初心者の為に水曜練習を4年ほど行ないました
その修了者はM田、O沢、T山さんです
途中龍笛も顔を出して舞楽抜頭を舞い付きで練習したこともあります

当初目標に達したと判断して水曜練習は終了しました。
ところが毎週使用料500円と暖房費を支払っていましたが、終了したら雅楽での利用料は
免除されました(汗)

2009年8月17日(月) 月曜練習

篳篥4名、龍笛1名(かな?)
諏訪雅楽会は毎月の3日と17日に練習をしています
今夜は重なってしまったのでこちらは少なくなったようです
それにお盆明けと言うこともあったでしょう

篳篥は夜半楽、春楊蛛A勇勝急の唱歌、演奏
最初に平調調子のカノンがあった
今晩はこれでおしまい
とにかく長い曲なので

少し違和感のあるところを次回までにチェックします

2009年8月18日(火) 火曜雅楽

今日は4:30からお葬式がありました
7時の練習には間に合うと思っていましたが大勢の参列者だったのと弔辞が4本
あったので遅くなりました

で!!練習も大幅に遅刻です

今夜は笙はお休み、龍笛は10名と師範、準師範、篳篥3名と準師範
龍笛は倍臚の出だしを一人ずつやってました
篳篥は皇じょうの譜面を切っていました

鶏徳の唱歌と演奏、部分的に解説
で本日はおしまい

クーラーが入っていなかったこともあって熱気がすごかった
すごいメンバーです

2009年8月19日(水) 水曜教室

篳篥新人のための水曜教室再開です

新人の林君は消防団のラッパ長を務めその年数は長いです
皇宮警察音楽隊を退職してから篳篥を始めたM下さんもトランペットです

二人とも共通してるのは唇の使い方です。高い音ほど唇に力が入ります

篳篥にはこれが災いします

で!! 唇の使い方から練習です。それと口の周りの筋肉を鍛えます
今まで使わなかった筋肉です
あるレベル以上盧舌を押さえない筋肉なのです、そして唇は適度に柔らかく

最初からうまくは行きません、ただそれを確認する術を知らなくて闇雲にやってもね

1.息を3m位先にめがけて吹きます(盧舌に圧力をかけない)
2.唇の形は蝋燭を吹き消す時の状態が望ましい(キスを求める形とも言えるかな)
3.指穴を全部ふさぎロングトーンの練習
4.抑えている指が震えるように軽く抑える(管が共鳴して音が柔らかく大きくなる)
5.唇の当たり方、柔らかさ、口の中の体積の調節、咽の体積の調節、お腹の底から出す感触
6.それらの調整によって音色、音量の変化を聞き分けてより良い音を出すようにする
7.感触を確かめるのは低い音から上げていきますが六までにします。これを越えると唇が硬く締め付けてしまいます。慣れてからにします
8.君が代の一行目はその範囲なので一息で吹ける速さで一行一息で吹きます
 慣れてくれば徐々に長く吹けるようになります、途中で息を取れば良い結果が生まれません(誰かと合奏する場合はリズムを最優先して途中で息を取ります)
9.五の音は鳴りの悪い音なので全部抑えてしばらく鳴らしてから吹くと良いです


随分しっかりした音が出るようになってきました。多分次回までに上達してくると思います
口と息が苦しくて疲れてきたようなので越殿楽の唱歌をやり
楽器を持って手付けの練習と合わせて唱歌を
3行目の半分からの難しいところが出来なかったのでそこの説明と実践を行なう

彼は一ヶ月もすればかなり上達すると思います
ところの

2009年8月24日(月) 月曜練習

今夜もパート別練習で笙はお休み

合奏は無し

篳篥3名

平調調子をカノンで

倍臚音取、倍臚八多良拍子、倍臚急、それぞれ唱歌、演奏

蘇莫者音取二種類、蘇莫者八多良拍子、それぞれ唱歌演奏
蘇莫者序の唱歌・・・良く聴きこんでくる事(宿題となりました)

柳花苑の唱歌、演奏(長い)

本日これにて時間となりました

この3名だと久しぶりの曲でも唱歌をやればほぼ問題無く吹けます
上手な龍笛と合わせたいところです

最近音が高いの低いの言わなくて済むようになってきました、それにリズムも
程よくなってきたので久しぶりな曲、新しい曲をやれます

初心者が来るときにはそれぞれレベルに合わせて曲を選定します

初心者でも手付けが追えてリズムが取れて吹ければ新しい曲でも練習が可能です
来週覚えているかは復習の質と量の問題だと思います

音の高低は単管で求め合わないで笙の音から取る練習をしたいですね、それをやっておくと実践で面白いことに成ります
出来れば龍笛が篳篥を飛び越して笙の音を拾う練習を沢山行なうことが求められます
それが出来る龍笛が居るととても吹きやすいのと曲も綺麗に成ります
蘇莫者・青海波・輪臺などは龍笛と篳篥が不協和音になるところがありますが
その後に綺麗に揃うところがあってほっとします。まるで波が押し寄せて来ては返す如く
曲相を計算してあるようです
輪臺などは頭4行は繰り返しでメリを行なわないで吹くところがあるので曲相を感じることが出来ます

お馴染みの曲で言えば皇ジョウ急もそんな感じがします
篳篥に合わせてしまう龍笛吹きでは感じられないけど、もったいない気がします

月曜練習は参加者が少なくなってきて昔のように細々と続く保存会になってきてしまいました。

もう少しレベルが上がってきたら合奏を主体にしたいと思います
その場合初心者は別の部屋か日程を考えたい

それまでにもう少しやってない曲に挑戦します

2009年8月25日(火) 雅楽会練習

先日山林作業で蔦ウルシを切ってしまいその樹液が付いてしまったらしく
かぶれてしまいました。日を追って拡大してとうとう指の間まできました

さすがに笛を扱うのに大変です。よって今夜は練習を休んで休養となりました

今夜は会場が一部屋なので三管合同練習となったはずです

2009年8月31日(月) 月曜練習

久しぶりに吹きました
平調調子をカノンで

新人1名が来たので越殿楽を一行ずつ15分連続でぐるぐると吹きました。
これはベテランでも耐久練習になりますしリズムの狂いが判ります。重要な練習方法です

鶏徳を唱歌演奏、質疑応答

倍臚の唱歌演奏

五常楽唱歌演奏

時間と成りました

初心者には管を持ってもらい手付けを追ってもらいました、これは是で大切なことです

一度に詰め込んでいるのでパンクしないか心配ではありますが、若いので附いてくるでしょう

明日の火曜日はお葬式と会議があって練習に参加できません、雅楽から少し距離が出来てしまいました

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