源さん気まぐれ日記
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2009年9月2日(水) 篳篥新人
最近になって二人目の新人が来ました
龍笛は簡単に音が出ます。篳篥はとても苦しみましたが45分くらい吹いていて
たまに良い音がするように成りました
どちらをやりますか?と聞きましたら「なかなか鳴ってくれない篳篥にします」とのこと
とりあえず盧舌を2本とプラ管を渡しました
さて来週はどうなってますやら 楽しみです
どうやらこの勢いで近所の若者が雅楽をやってくれるように成りそうです
2009年9月7日(月) 月曜練習
新聞社の取材がありました。しかし参加者は少ないです
龍笛2名、篳篥3名、笙2名
で 合奏無し
あまり良い取材はできなかったと思います
篳篥としては3曲分時間を取られてしまいました
今夜の練習は盤渉調音取、調子、蘇莫者音取
蘇莫者序の唱歌、演奏、破の唱歌と演奏
輪臺の唱歌と演奏
青海波の唱歌
青海波の舞楽吹きの唱歌と演奏
で本日は終了
舞楽の練習はどうしたら出来るものか?思案に暮れています
今一熱が出ませんね!!弱ったことです
2009年9月8日(火) 火曜雅楽
笙の中学生はお休み
龍笛大人6人、中学生1人、大人新人2人と講師と準講師
篳篥大人1人、中学生1人、講師と準講師
最初管別で練習
篳篥は盧舌の調整
平調音取
太食調音取、抜頭音取、八多良拍子の抜頭の唱歌
倍臚、鶏徳の唱歌と演奏
龍笛と合流
鶏徳の唱歌と演奏
倍臚の唱歌と演奏(2番太鼓から付けて二編)
少し早いけどおしまい
本日は新聞社の取材がありました はたして記事に出来るのか心配であります
写真には音は写らないもんね
中学生の龍笛のU山君、篳篥のF森君ともに恐るべし、着実に暗譜してきます
この先とても楽しみです
来週からは皇じょう急に入るとのことです
2009年9月9日(水) 新人雅楽練習
Hさんは納期16日までに間に合わない仕事が入ったのでそれまでお休みとのこと
二回目のY田君が来ましたがまだ吹込みが必要です
音出しの練習方法の説明(以外なことに準講師のO沢君が聞き耳を立てています)
1.指穴を全部ふさいだ状態で音を出します「音名舌」
ロングトーンで最初小さい音から次第に大きくなるように
音が成り始めたら息の流量を増やしながら咥えているところの間隔を広げるようにします(要するに流量を増やしながら振動する幅を広げてやりますます)
その最中に音程を下げたり(メリ)戻したりを繰り返します
2.指先が振動してしびれるのを確認します(指指先は軽く押さえると振動を感じることが出来ます)
3.(1.)が出来たら右手小指を開けます「音名五」
この音は鳴り難いのです全部押さえた音と同じ音量になるように吹き込みます
その際「音名舌」を鳴らしながら小指を開けます。そして音量の差を確かめます
やはり音程を下げる(メリ)戻すをします
4.一音出来たら次の音に進みます。六まで出来ればそれから上は多分出来ると思います
実は新しい盧舌の仕込みはこのようにやっています。この状態で正律になるように
削ったり責を取り替えたり調整したりして
盧舌が柔らかくなってくるのを吹きながら行ないます。
この期間が約半年くらいかけて出来上がるくらいの盧舌は長持ちします
10本くらい同時に仕込み始めて仕上がった物から実戦へ持ち出します
音が出ないので唱歌の練習
譜面の見方、息継ぎなどの説明
管を持って唱歌を歌いながら指を動かします
音が合わなくても吹いてみました
二回目にしては指が付いてきます
一月後が楽しみです
2009年9月14日(月) 篳篥 調子
盧舌の調整の為に管音「舌」を吹きます(穴を全部ふさぐ)
どうやら解ってくれて来たようです
平調調子を吹いていたら皆さん吹き始めたので
唱歌をやって重吹きで吹きます
盤渉調調子、太食調調子、壱越調調子、雙調調子、黄鐘調調子
せっかくなので朝倉音取、これは唱歌が書いてありません
そのまま揃えて吹きましたが今一のようです
そこで1フレーズ私が吹いてM田、O沢、M下さんの順に1フレーズを吹いていきます
問題の箇所を解説や実演で繰り返し先に進みます
これも良い曲です
がまだ神楽笛と吹いたことがありません。別々に吹くのであわせなくても良いような物だけど音程はやはり神楽笛を聴かないとネ
二週ぶりのM下さん天竜川の河原で吹いていたら石垣から蛇が顔をだしてしばらく聴いていたとのこと
ではその時吹いていた曲は?・・・・・周りを見る余裕があったのだから多分越殿楽だと思う
それを吹きましょう
次は何を吹きましょうか? 鶏徳を
唱歌・演奏
解らないところは? 一行目の真ん中
唱歌を歌ってもらいます、やはり理解できていません
繰り返し唱歌のオウム返しをします
出来たところで吹いてみます、出来なければまた唱歌を
唱歌が出来たら吹きます その繰り返しで克服していきます
5行目の真ん中との違いをやります。こちらは出来るようですが拍が会いません
で二番から付けて皆さんで演奏
残り時間があと7分
もう一回鶏徳を一番で付けて吹いておしまいと成りました
龍笛は5分くらい早く帰ってしまいました
最近月曜練習は合奏しません、来週から合奏したいと思います
2009年9月16日(水) 水曜雅楽
昨日盧舌が残り少なくなってしまったので急遽削って作りました
本日の生徒も苦しんでいます
大体新人さんは盧舌の維持管理を習得するのに一月はかかります
その間壊れる盧舌の数が多いほど熱心に復習しているといえます
MY楽器、譜面、盧舌が届きましたので貸し出しの篳篥が帰ってきました
新しい譜面の平調5曲をきりました
新しい盧舌も少し手を入れるだけで鳴りました 私の作った盧舌は使わなくて済みそうです
と言いたいけど次回には困ると思う
曲の方は着実に1フレーズごとに唱歌、手付けをやりながら唱歌、そして演奏
ふけるまで繰り返し行い越殿楽を午後7時から9:30まで
手付けは覚えたようです
若い人はうらやましいですね
一月後に村の神社の秋祭りなのでそこでデビューする予定です
充分間に合う計算なんですがY田君は今日明日にも二世誕生なので さてさて
2009年9月21日(月) シルバーウイーク
さすがに来る人は少ないですね、龍笛1名、篳篥5名
初心者は7:30分に帰ると言うことで独奏してもらいました
息があるだけ吹いてしまいます、それを注意
音程は合わせてきます
では皆さんで越殿楽を車で
それで時間が来てしまいました
4名で平調調子を揃えて演奏
1番手M田さん、2番手O沢君、3番手M下さんと私で演奏
1番手O沢君、2番手M下さん、3番手私とM田さんで
1番手M下さん、2番手私、3番手M下さんとO沢君
M下さんに吹きたい曲をと言ったら「鶏徳」
で唱歌・演奏(音頭はM下さん)
聞きたいところはありますか?
一行目の真ん中のリィヤァリィーラ 唱歌と演奏
ついでに5行目の頭のフレーズの解説と唱歌演奏
引き続き何を? 「倍臚」
唱歌・演奏
音頭をM下さん
出だしの吹き方がいけません、これの解説と演奏を繰り返す
おおよそ出来たところで皆さん初太鼓から付けて演奏
引き続き何を? 「皇じょう急」
唱歌演奏 この途中で龍笛のF田さん一人で寂しいからと合奏
半帖の一行前から合流
引き続き何を?「倍臚で行きましょう」
と言うことで倍臚の演奏
残り時間が7分ほどあったので平調の音取をM下さんとH田さんで
次はO沢君とF田さんで
途中龍笛の出だしのタイミングの取り方の説明
篳篥が一息つくところから腕を上げて来てその時
息を吐きながら上げてきて篳篥がエンバイを掛ける時に吸い込み
平調の音を聴いて「トー」と出る
それではM田さんとF田さんで実践
仕上げにM下さんとF田さんで
どうやら双方納得が出来たようです
今夜はおしまいです
2009年9月23日(水) 水曜雅楽
水曜日は近所の公民館で練習です。特に入門者を対象にしています
今夜はY田君一人と私
まずは盧舌の調子を確認
適正な音が出るようにあの手この手を駆使します。その手を盗んでもらいます
ある程度できたところで越殿楽の一行を半分にして練習をしていきます
下半分は4分割して1/4のはたくところの練習
2/4も塩梅のやりかた
二行目も上下半分にして、した半分の1/4の降りてくるところラァトの繰り返し練習
三行目の下半分の2/4の後半の後半ヲォルリの繰り返し練習
会合が終ってH君と準講師のO沢さんが来ました30分くらい合同でできました
H君は楽器を持ってきませんでしたので唱歌をやってもらいます
H君の間の取り方に問題がありました。修正をして再度行ないますがどうも合いません
時間が来てしまったので一行ずつ一回吹いておしまいでした
2009年9月26日(土) 雙調 酒胡子
今日は龍笛のお稽古にお付き合いしてきました
月一で行なう練習会場がホームベースの文化センターを使えない為に
お付き合いのある八剱神社さんをお借りした関係上篳篥の私も同席することとなりました
まずは平調調越殿楽
本日は雙調調の酒胡子をやりましょう
唱歌を5回くらい
そして一行目を管を持って唱歌、その時のオルテの説明、この動きはほぼ共通している
一行目を吹いてみる、出来ないところを説明
10人以上いても指の動きの合わない人を確実に見抜きます
その人に指導します
その時に譜面を見ないで先生を見ている人は短時間で着実に覚えていきます
そして2行目も同じく行い
一・二行を吹きます、繰り返します
そして3行目を管を持って唱歌を3回
演奏、動きの合わない人に指導
4行目は半分は2行目と同じなので後半部分の説明と唱歌を管を持って3回
演奏を3回
止手を始めたけれど ここで 雙調音取を行なう
唱歌を5回、管を持って唱歌を5回、全員で吹いてみます
ここで一人ずつ吹かせます
酒胡子に戻って止め手の説明、音取のフレーズに亠を加えてと説明
以外や理解できない人が・・・この人も最終的には先生を見ながら吹いて克服できました
そして一人ずつ音頭を行い酒胡子を二番で付けて吹きます
都合10回は吹いたことに成ります
私は従兄弟の葬式でここで退出
階下で着替えをする頃には先月教わった鶏徳を吹いていたような気がする
私が帰ってから2時間30分あったのでその後どのような練習があったのかはわかりません
管を持ってから1・2年でこれだけ吹けるようになるとは恐れ入ります
来月までに教わり方の特訓をすることにします
教わり上手になれば一月に一曲覚えることが出来ます
年間12曲です
と言うことで来月まで雙調調の酒胡子の練習です。篳篥も是に合わせて行きたいと思います
2009年9月27日(日) 神葬祭
今日は午後3時30分からの神葬祭のお手伝い(奏楽)に行って来ました
亡くなられた方が58歳と言うことで早めの進行です
新しく作った盧舌しかありません。3本の内柔らかめの物を使いましたが
それでも思いっきり吹かないと安定しません
もう遠慮していたら息が続かないので思いっきり吹くことにしていざ会場でお出迎えの
演奏を吹いているうちにじゃじゃ馬がおとなしくなってくれました
どうやら綺麗に落ち着いて演奏ができました。
使いやすい盧舌が出来上がってきたようです ここで責を作り変えようと思っています
そのタイミングを逸して駄目にすることが多かったので慎重に行ないたいと思います
一般入場:盤渉調音取、越殿楽
神官入場:盤渉調調子
献饌:笙一管独奏(盤渉調調子)
太玉串:篳篥独奏(朝倉の音取)
玉串奉呈:輪臺
撤饌:龍笛独奏(越殿楽)
十日祭
献饌:笙独奏(平調調子)
玉串奉呈:平調林歌
撤饌:龍笛独奏(王昭君)
神官退場:平調調子
一般退場:長慶子舞楽吹き
親族関係者に知り合いが居たりして・・・でもゆったりと丁寧に吹けたと思います
亡くなられた本人も二三回遭遇したことのある人でした 心よりご冥福をご祈念申し上げます
新しい盧舌にしてあまり吹き込んでいなかったので不安でしたが言うことを聞いてくれました これから徐々に仕込んでいきます
2009年9月28日(月) 秋宮雅楽練習
今夜は公民館で習っているA賀さんが来ました。
公民館雅楽会は毎週火曜日なんだけど都合が悪くなったときには月曜日に練習したいと言って・・・
いつ来てくれて良いんだけど
と言う訳で篳篥今夜はA賀さんM下さんM田さんと私
平調音取、越殿楽、五常楽急、倍臚、鶏徳、皇じょう急
A賀さんは平調音取、越殿楽、五常楽急、倍臚を暗譜しているのでそれらに出てこない
フレーズを解説するだけで吹けます
多分近いうちに鶏徳を暗譜してくると思います
久々に龍笛と合奏しました
音取を総当りで
越殿楽、五常楽急、倍臚で時間となりました
龍笛の参加者はT中さん、M野さん、M屋さんとそのお友達の女子大学生でした
大学生を除いて良い音になっていました
2009年9月29日(火) 雙調 酒胡子の練習
本日は笙・篳篥の生徒が全滅でした
龍笛は9名内二人は送れて参加一名は入門者(6ヶ月くらい)
(嘉、下、久、千、寛、一、祥、多、健、静)
初心者のK口さん以外先日の一日練習に参加したメンバーなのでそのおさらいを
まず雙調音取を全員で吹き篳篥の私が吹いて一人ずつ合わせて吹く
その後酒胡子の唱歌を、もう一度管を持って歌います
そして全員で合わせて吹いて
それから一行二行一行五行で止手、是を音頭を一人ずつ行います二番で付けました
自分の番が廻ってくるまでに色々解決しておかなければ・・・
自分の番が来てからあわてています、指摘されてました
それでも少しの修正で胸が落ちるようです。かなり進捗状況が改善されてきました
もう少しこの調子でやれば上手に受けることが出来そうです
おかげさまで私は暗譜することができました
2009年9月29日(火) 直垂を発注
最近神葬祭が連続したので思い切って直垂を注文した(ネットで)
我々が現在着用しているのは諏訪大社で購入したもので諏訪大社関連行事の場合は
それを使用するのが当然なんだけど
私の場合それ以外に声が掛かることがあります。しかも直垂持込なので諏訪大社の行事と
重なった場合が困ります
今までは大社に参加する人が少なかったので良かったんだけど公民館雅楽会のレベルが
上がってきたので参加する可能性が多くなります
丁度良いタイミングかなと思って・・・
探していたら同じ柄で同系色の物を発見しました。しかも安い(39,900円)
皆さん大勢が購入するとは思えませんがK上さんが購入する可能性が高いですね
あちこちから声が掛かるし胴回りがとても大きくて普通サイズで苦労しているので
以前買いたいと言ってたことがあるから
狩衣も魅力があるから次回は検討してみたいと思っています
2009年9月30日(水) 真っ赤な顔で
篳篥新人のK一君とMu君が来ました。K一君は友人の結婚式の余興の練習の為45分程で退出
管を持って越殿楽の一行目だけ唱歌をすること5回
吹いてみます
4回繰り返し吹きました
管を持って越殿楽の二行目だけ唱歌をすること4回
吹いてみます
4回繰り返し吹きます
テヱララの手の動き音の動きの練習をほぼ出きるまで繰り返します
管を持って越殿楽の三行目だけ唱歌をすること4回
吹いてみます
4回繰り返し吹きます
ヲロヲウルリの手の動き音の動きの練習をほぼ出きるまで繰り返します
一行ずつ通しで一回吹きます
一行目に戻る頃には口がくたびれてきて苦しんでいます。もう少し口周りの筋肉が出来てくるのを待つことにします
もっとも自宅練習をしないと出来ないんだけど
そう言えば宮内庁のベテランの先生も私らみたいな下手な生徒を相手しても
顔を真っ赤にして吹いてくれます
まねをして新しい盧舌で付き合いました。これは盧舌の仕込みの意味合いも含まれて居ます
今夜は疲れた
と言いつつ帰りに近所のお食事処で焼酎のお湯割りを美味しく頂きました