源さん気まぐれ日記

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2010年8月1日(日) 夏の遷座祭

今年も暑い遷座祭に行ってきました。昨年は春宮での神事の最中に雷が鳴り出し
行列が秋宮へ着いても土砂降りで直垂の染めが濡れ落ちて赤く染まったのを思い出します

本日の白長衣の洗濯が終ったので干してきます 続きは後ほど

多分明日の朝には着ていけると思います、駄目なら違うのを着れば済むけど

本年は日曜日だったので参加者が多いです

龍笛:小一、古寛、青利、宮久、守佳、昇
篳篥:藤遼、有せ、宮源
笙 :山光

多いといっても人数としては龍笛が多いだけかな、実際には平日に参加出切るベテランが
初心者の為に遠慮してくれて居ます。本人達はそのように申してませんが

道楽は平調「越殿楽」「五常楽急」「倍臚」、開扉、閉扉は藤遼君と山光さんで平調調子
龍笛が吹ければ品玄を合わせ音取で吹けば良いんだけど吹く気が無いようです

道楽も神事も全てこの曲だけでした、春宮では着座が出来たけど一曲だけだし
もう少し暗譜の数を増やす必要があります、しかも参加出切る人は皆

直会も終って柴舟を見ながら有せ、宮久、青利さんが倍臚を二番で付けるとがたがたになる
と言う話になりました。その場で唱歌を返し付けまでやりましたが龍笛メンバーは歌えませんでした
譜面を出してもらいそれで唱歌を、それでも合いません、大きい文字の所で手を打つと説明し
繰り返し一緒に歌って理解できたようです

そこで龍笛が音頭で謡い出し二番で有せさんに付けてもらいました
ハをトに変えて歌い出すことを説明し1・2・1・2・3・4と

二回やって理解してもらえたと思います。火曜日に再度やってもらおうと考えています

さて本日の演奏をきいていて気になるところがありました、当て切りでもメ一杯息を使った吹き方をしてる人が居ます

やはり唱歌が出来ていないようです。自宅で幾度も唱歌をやってもらいたいものです
他人の迷惑に成っていることを感じ取るべきです

2010年8月2日(月) 二の祭と月曜練習

秋宮が工事中なので全員が神楽殿で神事を行なう

奏楽は篳篥だけなので高麗を吹くことにしました

修祓
宮司一拝
献饌:納曽利破
献詠歌
浦安の舞:神楽笛:守屋、篳篥:松和、太鼓音頭:金沢
玉串奉典:胡蝶の打ち合わせだったけどなぜか抜頭夜多羅拍子、不思議です
撤饌:慌てているうちに終ってしまって吹かなかった
退下
直会

昨日使用した直垂を研修室へ広げておいたので朝からアイロンとアイロン台を持ち込んで
綺麗にしました


夜は月曜練習です

少し遅れてしまいました。何時もの龍笛の皆さんが使ってる応接間が会議で使えなくて
篳篥と一緒に練習してました(龍笛:古寛、篳篥:宮紀)

丁度良い機会なので付け所の練習を
黄鐘調越殿楽をやっていたのでそれの初太鼓付けの練習
龍笛に唱歌をやってもらい付け所から篳篥唱歌をやってもらいました
その後楽器を持って・・・
初太鼓は龍笛が息継ぎをするので一緒に吸って吹くように指導
うまく行きました

松和さんが登場するも別の部屋へ行って個人練習

さて二番太鼓だと掛け吹になります。さすがに大変です
幾度も練習しました
どうやら克服できたようです。拍を追えるかがポイントになります。判りやすく笛が吹いてくれるかも重要なことです

もうすぐ秋が来るので平調調に移行します。この季節は太食調も取り入れたいと思います

倍臚を使って付け所の練習
初太鼓は龍笛の息継ぎからなので3回ほど練習したら出来るようになりました
ここで珍しく小一さん登場
最初一人で違うほうを向いて拾翠楽を吹いていましたがこちらに合流

龍笛音頭を交代で付け所の練習を初太鼓と二番を練習して

鶏徳の唱歌演奏、5行目が微妙にずれたのでそこだけ唱歌演奏、二回ほど繰り返して
克服できそうです

最後に長慶子の舞楽吹きの唱歌、出だしから龍笛が合いません、一緒になって
大きい文字だけ手を打つからと説明して唱歌を繰り返し
出来るようになりました

そのまま演奏、同じフレーズで小一さんがずれます、変なところを押してリズムを逃がしていたようです

宮紀さんも課題がありますが本日は是にて終了

久しぶりにと言うか宮紀さんは龍笛とこれだけ合わせたことは無いでしょう
機会があればまたやることになります

臨機応変に其の時の状況を活かす練習を考えるのも良いことだと思います
基本的に一人で出来る練習は自宅などで行い複数でなければ出来ない方法を考えるのが良いと思います

途中出入りしたけど朝から夜まで諏訪大社に居たことになります。ご迷惑をお掛けしました

2010年8月3日(火) 火曜練習

篳篥:有せ、小正、私
龍笛:小一、古寛、浜健

浜君の希望で拾翠楽を吹いていたのでそれに合流
4・5行で合わないところがあるので4・5の唱歌演奏

最初から二番で付けて最後まで(音頭:浜。有せ)
止手がうまくいかなかったので再度5行目から
今一なので4行目から
結局4回くらいでクリヤ

その間に龍笛の宮久、守屋登場

ここで付け所の練習を拾翠楽を使って二番でつけます
音頭を龍笛総当りで5回

良さそうなので浜君のリクエストを聞くと黄鐘調越殿楽とのこと
車で唱歌・演奏(音頭:浜、小正)
結局浜君が判らないところが多いので小一さんと二人が分かれて特訓

その間に田淳、青利登場

田淳さんから音頭をやり二番で付けていきました
最初小正さんが3回くらい音頭をやりその後有せさんが止手の練習をしてるうちに
浜君が帰りました

その後盤渉調越殿楽の唱歌演奏(音頭田淳、小正)
田淳、青利、守佳、小一、古寛、宮久
全員が音頭を務めて終了

その間の有せさんが止手をやってどうやら覚えてくれたようです

合奏の基本部分の練習が出来たと思います。少しは自信を持てたと思います

一つの部屋で合同でやってると管別での練習が希薄になります
次回は時間を分けて管別練習を行いたいと思います

2010年8月4日(水) 浦安の舞全員集合

正式名称が会場へ行ってわかりました。と言ってもうろ覚えですが
皇紀2670年祭、浦安の舞制定70周年記念・・大会

午前中に大勢の舞子が揃ってリハーサルです。100名にもう少しと言う浦安女子
体育館が狭く感じるほどです。圧巻ですね(中には扇の無い子もいて複雑な気持ちです)

ところで記念式典の祭事がありその篳篥に借り出されました。よって浦安の舞を隅々まで
見渡すことが出来ませんでした

開会式
あいさつ:式典責任者、神社庁長、穂高宮司、?、?、?、
祝電
閉式

祭典:太鼓鞨鼓:保尊、笙:山越、篳篥:保尊勉、宮坂、龍笛:小林、長野から来た人
祭主祭員入場:里神楽、太鼓:保尊、篳篥:勉、龍笛:小林
修祓
献饌:越殿楽
降神:里神楽、篳篥:勉、龍笛:小林
祝詞
浦安の舞奉舞、参出神楽笛小林、当曲はCD、退出音声小林
玉串:五常楽急
撤饌:倍臚
退下:里神楽、太鼓:保尊、篳篥:勉、龍笛:小林

舞楽
胡蝶4人舞:穂高舞姫
三の鼓:山越、太鼓:勝山、鉦鼓:ナッカム
高麗笛:須沢、小林(音頭)、立沢、斉藤、
篳篥:保尊、勉(音頭)、松田、宮坂、

陵王:舞人タッキー、音頭、
龍笛:斉藤英(音頭)、長野の先生、須沢、小林、長野から来た人
篳篥:菅原(音頭)、保尊、保尊、松田、宮坂、
笙:林本(音頭)、山越、勝本、?
鞨鼓:若槻、太鼓:林本、鉦鼓:菅原

納曽利:舞人:穂高のピンクレディー
三の鼓:立沢、太鼓:山越、鉦鼓:ナッカム
管方は胡蝶に同じ

このイベントは太鼓連、諏訪大社木遣り隊、書道ガールズ、各キッズダンス教室、
東儀秀樹もどき、ゴスペル、など多彩な出し物が多く時間を忘れる
設営したスタッフの苦労と人脈の広さを感じる

ただ場所が飛行場併設体育館であり一般への周知が少なかった感があります

篳篥の応援で参加した割には祭事まで参加させてもらったし片付けも汗が出るほど
やらせてもらえました。
設営や片付けは慣れているので困らないけど季節柄大変でした

ところで生まれて初めて白袴と上衣、懐烏帽子を着用しました。場合によっては
浅靴、勺まで使うところでしたが雪駄で納まりました、打ち合わせは浅靴だったので
雪駄は用意してませんでしたから急遽浅靴を履く諏訪大社職員のを借りました(汗)、何があるか判らないので持って行くべきでした(反省)

今回は鞨鼓、三の鼓を特に意識して吹きました。リズムがはっきりして打ち方と一体感が
生まれたと思います。

完全に助管なので目立たないようにそれでいて次回頼まれるような存在感が欲しいところです

こつがあります。音頭より突っ込まない、音が鳴り出したら音量を増やしていく、音頭より長く吹いていない、音頭の息が持たない場合もあるので切る方は適正なリズムで切ります
鞨鼓や三の鼓の手にあわせて手付けを変えたり、押したり、はたいたりします
かなり一体感が増してくるものです
それが無い場所は龍笛などの手付けの変化に合わせます

今回後列に居たので両方とも見れる条件でした。助管の位置はそれらを行なって助けることですね

舞人のコメントで「舞いやすかった」とのことですから機会があれば声がかかると思います。と言うより期待しています

2010年8月9日(月) 月曜練習

今晩も合奏はなし、篳篥の何時もの部屋は巫女さんが舞いを習っていたので
古い齋館でした
龍笛は笙の何時もの部屋を使っていて遅くに笙が来たため古い齋館へ移動してきました
通常遅く来た人が空いているところへ行くというものだと思うけど

篳篥は松和、私の二名で音作りに平調調子
高麗壱越調意調子
延喜楽
胡蝶
八仙
古鳥蘇
曲の中で違和感のあったところを唱歌演奏を繰り返したので今晩はこれで時間になりました
高麗楽は良いメロディーばかりですね、普段使わないし練習をやらないので中々先へ進めません

2010年8月10日(火) 火曜雅楽練習

篳篥:有せ、私
龍笛:古寛、小一、青利、宮久、田祥、守佳、浜健、

篳篥は太食調音取

龍笛は五常楽急、合歓塩、傾盃楽

途中合歓塩に合流して唱歌・演奏、傾盃楽の演奏
終わりから3行目から張扇を入れて演奏、良さそうなのでもう一度演奏して時間がきました
宮久さんの本管から良い音がします。ただ指穴が大きいので戸惑っているようです
一ヶ月もすれば慣れてきて上達すると思われます

息が余る時にズルっとなるのでその部分だけ張扇を打ってしまいました(二名)
連続音の時に拍を取れなくてフライングする人が居ます(二名)

それを克服した人達の成長振りがすばらしいですね、初めての曲でも共通部分は正確に
吹いてきます、あと一年すれば舞楽吹きにも挑戦してくれそうです

先日の浦安の舞70周年奉祝祭では82歳の篳篥吹きとご一緒させてもらいました
「枯れ木も山の賑わい」で参加したと言ってましたが私には自信がありませんね
次回御柱では裏方だと思います
従って自前の舞楽はあと数年だろうと思います。それまでに龍笛がやってくれるかが問題です

2010年8月22日(日) 石尊神社御柱

山の中にその昔「神楽」を呼んでお祭りをやったと言う舞屋「神楽殿」があります
その崖側に神社がありそこの御柱に行ってきました

龍笛:小一、古寛、篳篥:宮源

山の中の言うことでプラ管を持っていきましたが音程を合わせるのに苦労しました
越殿楽、五常楽急、皇じょう急

参進に越殿楽を

行者が中心の神社なので普通と変わりお線香も使います
参加者全員がお線香を上げる間五常楽急

祝詞奏上の最中に皇じょう急

その後般若心経を大勢で唱えて「一同礼」
区長音頭で御神酒を頂いて神事は終了

それぞれ持参したお昼を頂いて解散、希望者は行屋にてなおらい

皇じょう急は程よくギンギンとなり直ぐに和音になるように出来ているのが
良く判る曲だと思いながら吹かせていただきました
半帖で終るのがもったいないくらいでした

2010年8月23日(月) 月曜練習

いつもの部屋(研修室)は御柱を輪切りにしたものに宮司さんが毛筆でありがたい
文句を揮毫し乾燥中につき使えません
篳篥は古い齋館にて練習
集まったのは小正、松和、私

平調調子、太食調調子、壱越調調子の重吹き
一臈(ろう)=松和、二臈=小正、三臈=私

鶏徳の唱歌演奏(音頭:小正)二番太鼓で付ける
皇じょう急の唱歌演奏(松和)二番太鼓で付ける
三臺塩急の唱歌演奏(小正)なじみのフレーズが並ぶので譜面さえ見ていれば何とかなります
春楊蛯フ唱歌演奏(松和)特殊なフレーズは二箇所
夜半楽の唱歌演奏(小正)慣れないフレーズが多いです、次回も挑戦したい

で時間となりました
今夜は集まる頃から雷雨でした、帰る頃には雷だけになり
何処か近くに落ちたようです

家のパソコンは被害が無くて一安心
今年は夕立が一度来ただけで少ないですね、そのためか畑が乾燥していて
農作物には影響が出ているようです

「すすき」の穂の色に「白」と「赤」があるとのこと、そう言えばありますね
諏訪大社では「白」を使うのだけど年々少なくなって苦労してるとのことです

何処かで沢山見た気がするけど場所を思い出せません、25日に採取するというので
明日しか期限がありませんが心当たりを廻って確認してきます

2010年8月24日(火) 火曜練習

龍笛 小一、浜健、昇、青利、守佳、吉理、田淳、田祥
篳篥 小正、私

変則な練習をやりました

太食調音取の練習
篳篥 小正 龍笛一人ずつ順繰りに吹きました
要するに入るタイミングを覚える練習です。
当然龍笛の譜面には載っていません
吹き始める手付けを頭に入れておいて篳篥の動きに全神経を集めます

小正さんの吹くのに合わせて私が息を吸うタイミングのジェスチャーを入れます
吹き始めの手付けのまま私を見ていれば入れる話ですが・・・
息を合わせるのは吸うタイミングを合わせることだと言ってますが・・・
譜面に載ってないことをやってるんだけどこっちを見てくれる人が少ないですね、これでは価値がありません

守佳さんが一番聞き込んでいるようです
二巡くらいやったのでおおよそ理解したと思います


平調音取も同じようにやりました

そして越殿楽の一行目だけで音頭の練習とタイミングの取り方を練習しました
二番から付けて返二をやり行のおしまいで止手をやって 音頭の練習を一巡しました

倍臚の二番で付けて3行目で止手の練習を
これも一巡しました

ここから鶏徳の唱歌を二回、問題のある二行目を一回唱歌をして
全員で音頭 ウンジャーで入ってもらいました

五常楽急の唱歌演奏、問題が無いので舞楽吹きに挑戦

まず舞楽吹きの唱歌を二回
納得の行かない二行目と3行目の唱歌

そのまま演奏してみました
もう一度演奏

息継ぎの丸から丸までが一息なのが基本と言ってあったので4行目が切れ間が無く
演奏されました。修正すればうまく演奏できると思いますし楽しそうでした

本日はこれにて終了

お疲れ様でした

2010年8月30日(月) 月曜練習

一度入力掲載したけど文字化けしてしまったので削除してテストします

使ってはいけない文字を使ってしまったのかも知れません

今夜は篳篥のみの練習でした(最近合奏をやらないから参加率が少なくなっているのかも)

平調調子 1:松和、2:宮紀、3:宮源
平調音取:宮紀
五常楽急の唱歌演奏、音頭:宮紀
皇じょう急の唱歌演奏、音頭:小正
三臺塩急の唱歌演奏、音頭:松和
鶏徳の唱歌演奏、音頭:宮紀、リィヤリィラの部分の練習
長慶子舞楽吹きの唱歌演奏、音頭:小正

途中盧舌の仕込みの話を織り交ぜながら本日はこれにて終了

盧舌を小正、宮紀さんに一本ずつ渡しました
横が割れないよう仕上げてもらいたいものです。本日の話を実行すれば良いだけなんだけど
松和さんは吹ききれないくらいあるのでいらないとのこと、うらやましい限りです

2010年8月31日(火) 火曜練習

龍笛:昇、浜健、小一、青利、田淳
篳篥:小正、宮源

浜君が五常楽急の練習、越殿楽の練習

平調音取の練習
太食調音取の練習
どちらも吹き始めるタイミングを覚える練習です
太食調は入るところが判ればあとは吹けるところまで吹く話にしました
一息でも良いよ と

皆さん理解できたようです。小正さんの後私も吹いて見ました
小一さんより「あや」が入る分困ったようです
現実には篳篥も色々な人が吹きますから練習しておくことはプラスになります

傾盃楽急の唱歌演奏
唱歌が合いませんでした、4行目と終わりから3行目です
集中的に唱歌をやってみました
譜面の切り方が違ったのと「フィチ」の間延びでずれていました
二行目もきり方が違ったようです

合歓塩の唱歌演奏
これも二回唱歌をやったあと吹いてみました。これはなんとなく出来そうです

以上少ないメンバーなりきに充実した練習が出来たと思います

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Akiary v.0.61