源さん気まぐれ日記
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2011年7月3日(日) 雅楽研修会
2・3日と雅楽研修会に行ってきました
盤渉調音取、越殿楽、千秋楽、平調皇じょう急、越殿楽、五常楽急、倍臚
課題曲は盤渉調音取、越殿楽一返、千秋楽
私自身今年になって拉いだ盧舌の歩留まりが良くなってきています
ただ「五」の抜けが今一でした
講習会の二日目(3日)に私の盧舌を先生が手直しをしてくれました
責も先生のを付けてくれました
確かに鳴ります、五も抜けます、規定量メルことも出来ます
しかし膨大な流量の息が必要になります(口で適量抑えてこらえる筋肉が足りない)
おかげさまで削るポイントが判りかけてきました、それに責の形も
所用があって早退したのでその後のことは判りません(残念)
それにしても疲れた
2011年7月4日(月) 月曜練習
宮紀さんは会議、小正さんは残業で休み
松和さんは龍笛の一人と古い齋館にて合奏練習
萩裕さんと一対一で練習です
半分はリードの調整、結局最近まで使っていた盧舌を渡しました
馬力があるので充分に吹きこなします
指穴も譜面の手付けで追えるようになってきました
「萩ノート」には越殿楽、五常楽急、皇じょう急の白丸と黒丸の並んでいるものがありました
数回書いているうちに共通部分を覚えて行くのでしょう
多分もうこのような書き方をしなくても良いと思います
倍臚と鶏徳は書くかもしれない
越殿楽の各行を二分割して吹いてみました、指は大丈夫なようです
息が持たないのが大変なようです
君が代の一行目を一息で吹けるように何回も練習しました
一行目が吹けても二行目は同じ息で吹けません、高い音は息が抜けてしまうので大変です
悠久の舞も少し吹いてみました、これは舞いをやってるので馴染みがあるようです
譜面をコピーしてました
明日の練習までに二つリードを造らないと・・・
2011年7月5日(火) 火曜練習
龍笛:小一、浜健、青利、宮久、守佳、田祥、田淳、古寛(一曲だけ参加)
篳篥:小正(会議の前だけ参加)、萩裕、押森、宮源
浜健君にお付き合いで黄鐘調越殿楽を皆さんで合奏(音頭:浜健)
押森さんの盧舌が今一なので一本渡しました
音出しの基本などの説明
手付けを追えるので皆さんに合わせて
盤渉調千秋楽の唱歌・演奏を二回(音頭:田淳、二回目:青利)
盤渉調越殿楽を一行ずつ一回(音頭:宮久)
黄鐘調君が代を一回(音頭:守佳)
浜健君のレベル、押森、萩裕さんのレベル、それ以上のレベルが一部屋にて練習なのです
龍笛の方々は二ヶ月に一度一日講習があるので上達が早いです
浜健君もそれに参加するべきと思いますが
篳篥も一月に一度一日講習が出来れば足並みが揃うんだけど・・・難しい
2011年7月6日(水) 水曜練習
小正、宮源
盧舌の削り方(ある程度吹き込んだ物)の実践をして小正さんの盧舌の一つが蘇りました
小正さんの場合吹きながらリズムをとることが出来るので音程さえ適正になれば本物です
中途半端なメリしか出来ないリードに苦しんでいたようです
今回のことで吹き方も変えなければいけませんがコツを掴めば克服できそうです
盧舌の削り方の覚書(葦によって変わるので画一的に考えないで葦に合わせること)
1.拉いだ葦を所定の寸法で削り形にします
2.セメを作り合わせます
3.図紙を巻いてお茶にくぐらせて音を出してみます
4.工と四の音を出して適正な音になるように平らな部分全体を削ります。それに厚みに
むらが無いようにします
5.工と四の音が出るようになったら(抜けが悪くても我慢する)越殿楽の一行目上半分
を吹く、六が鳴りにくくてもしばらく我慢して吹く、最初は一回吹くくらいから日数
とともに吹く回数も増やす(状態を確認しながら、無理やり吹かない)
6.一ヶ月もするうちに工と四の音を適正な音に修正しながら吹くと徐々に長く吹けるよう
になってくる
7.二行目トーホの後のオロルを吹いて「五」の音が抜けるように調整する
盧舌の先端からセメまでの1/3位を少しずつ削って抜けを確認する
抜けるようになったらオロルを吹いて「ル」がメレるか確認する楽にメルことができなければ
8.セメをはずしてセメの当るところを少し削りセメを付けてオロルのルがメルのを確認する
9.一行目チラハテ、エーリレイタを吹いて丁まで適正に鳴ることを確認する
10.2ヶ月から3ヶ月もかけて行なえば厚みのある盧舌が完成する
11.その過程でセメは何度も作り替えて、あるいは手持ちのセメと交換して適正な物に変える
時間を掛けて作り上げることが肝心なんだけど吹くものが無い場合は直ぐに鳴る物と
仕込むものを複数用意して取り組む必要がある
この季節、今現在が拉ぐ絶好な季節、炭火さえあれば割れることなく拉ぐことが出来る
からすごい
2011年7月11日(月) 月曜練習
篳篥:萩裕、宮紀、小正、松和、宮源
権宮司室にて萩裕と宮源で初心者講習
平調越殿楽の唱歌 譜面の見方と拍子の取り方、演奏時の拍子の取り方
これだけで「ズル!!」としたところが少なくなりました
なにより雅楽らしくなって満足そうです
息継ぎがうまく行かなくて苦しいようです
篳篥:宮紀、小正、松和で先日の雅楽講習会の復習
盤渉調調子
越殿楽の唱歌・演奏
千秋楽の唱歌・演奏
あと30分の頃に合流して龍笛にも声を掛けて合奏しました(龍笛:田淳、小一、守佳)
皇じょう急(音頭:小一、小正)
倍臚二返(音頭:田淳、宮紀)
鶏徳(音頭:守佳、松和)
全部2番で付けました
付け所の注意点として僅か音頭の音が聞えてから重ねるようお願いしました
ここだけは音頭と僅かずれるところが雅楽らしい部分でもあります
田淳さん、守佳さんとも真を食った良い音を出しています
小一さんも適正な音程になってきました
龍笛の場合実音と違う音程で唱歌を歌う所があります、この位真を食った音を出す人が
唱歌を歌いながら吹いたらどんな音がするのか聞いてみたい
多分近い将来聞けると思う
2011年7月12日(火) 火曜練習
龍笛:中学生2名、小一、浜健、古寛、宮久、守佳、青利、田祥
篳篥:萩裕、小正、宮源
小一さんは中学生を指導
浜健君が黄鐘調越殿楽の演奏を一人でやってなさいと言われて少しずつやってたので
古寛さんの横で一緒に練習
浜健君の音頭で越殿楽の演奏
止手が今一だったので二行目頭から皆さんで吹いて浜健君が音頭
見本に古寛さんが音頭、浜健君が音頭
宮久、守佳、青利と順次音頭で止手の練習、田祥さんも
浜健君音頭で一曲演奏、浜健君の定刻になり帰宅
盤渉調音取(龍笛人数分小正さんが応対、萩裕さんも判る所の音出し参加)
越殿楽の唱歌・演奏(音頭:宮久)
千秋楽の唱歌・演奏(音頭:守佳)
倍臚の唱歌・演奏(音頭:小一)
2011年7月13日(水) 水曜練習
小一、小正、萩裕さんが来てました
小正さんは盧舌の調整
萩裕さんは五常楽急をやりたいと言うので最初のフレーズの解説
それが出来るようになったらその次のフレーズ
ここまで出来れば一行目は吹けます、一度一緒に吹いた後一人で吹いてもらいました
拍は取れませんが指の動きと音の動きは出来ています
二行目のリイヤリ イヒの説明と実践
出来るようになりました
一行と二行を連続で一緒に吹きます
その後一人で吹きます
ここまでは出来るようになりました
その後青利、中野先生、生徒2名(篳篥)登場
両名とも二年生で女子は昨年龍笛をやっていたとのこと、男子は今年から始めたとのこと
6月から始めているそうですがおおよそ何もやっていないレベルです
武蔵野楽器製の盧舌を目の前で渡されていました
それはそのままにして私が用意した物から本人にあった物を渡して音出しの練習
指使いの練習、ロングトーンの練習
こればかりでは飽きてしまうので
越殿楽の最初のフレーズの演奏を指を追いかけて吹いてもらいました
次のフレーズ これで一行の半分は指が動くようになりました
皆さんでそこの繰り返し演奏
譜面の見方、指穴の名前と押さえ方の一覧表の見方、覚え方
萩裕さんの覚え方などの説明
ここで中野先生が打ち合わせにきたので練習を中断
その間に萩裕さんが女子の横へ行って吹き方のアドバイス
見事に良い音が出るようになります
最近克服してきた経験が活かされています
いずれにしても口の筋肉が着いていないのでそれが出来るまでの辛抱です
最後にもう一度皆さんと一行だけ二回吹いて見ました
中学生も居るのでテンポアップで行ないましたが萩裕さんは余裕で吹いていました
大分筋肉が着いてきました
さて中学生は門限9時なので退散
我々も9時終了なのですが萩裕さんが不完全燃焼なので五常楽急の一行から二行までの
おさらい演奏
音の動き指の動きおおよそ理解できてきたようです
中学生も萩裕さんも飲み込みが早いです
小正さんの盧舌調整
1.自然な口で吹いて盤渉が正律より僅か下で鳴るように全体と先端付近を削ります
2.そのまま盤渉から平調を吹きます、逆も吹いてバランスを取ります
3.盤渉から五(黄鐘)に降ろして同じ音圧(抜け)に鳴るように1/3先端を削ります
4.工、五、舌(メリ)を吹いて舌のメリが楽に出るようにセメの当る部分を少し削っては確認
これが出来たら平調から上が出ることを確認
以上で調整は終わりですが吹いているうちに音が上ずってきます
どうやら口の筋肉が足りないのと息の入れ方に問題がありそうです
次回探してみたいと思います
2011年7月18日(月) 月曜練習
祭日「海の日」のためか参加者が少ない、過去連休などの場合休んでましたから
篳篥:萩裕、小正、宮源
今夜は盧舌の調整、息の入れ方に没頭
8時30分頃から龍笛と合奏を
龍笛:田淳、古寛、小一
倍臚二返(音頭:田淳、小正)
五常楽急(音頭:古寛、小正)
越殿楽(音頭:小一、萩裕)一行目を一分と言う注文をつけました、帰ってくる頃にはかなり早くなります
出来れば打ち物、絃物が入ると間のタイミングが練習できるんだけど・・・
2011年7月19日(火) 火曜練習
龍笛:浜健、小一、古寛(途中退席)、青利、宮久、守佳、田祥、田淳
篳篥:小正、萩裕、有せ、小圭、宮源
久しぶりに小圭さんが来ました。軽めの盧舌を渡しました。
8月に演奏会があるのでその練習を
初めて合奏する「赤とんぼ」と最後に「君が代」で本日は時間となりました
合奏になるまでそれぞれ音出しやらリードの調整
萩裕さんと越殿楽を少し
五常楽急の最初のフレーズを左手は指だけ右手は拍子を打って練習
最初は左手と右手と唱歌がアンバランスでしたが最後には納得できたようです
一行を通して出来そうです。自宅で練習をしてくれば本物になります
小圭さんも昔を思い出してやれてるようです、さすが経験者です
来週は藤遼君が夏休みで練習に顔を出すとのこと、楽しみが増えました
2011年7月20日(水) 水曜練習
龍笛:小一さんが来てましたが中学生が来なかったため早めに帰りました
篳篥:小正、萩裕、林佳、宮源、中学生の中村、小口
中学生のリードの調整、交換もあったしセメの交換も
林佳さんもリードを一本渡しました
萩裕さんもあれこれ替えて吹いて見ました、低めのリードを高く吹くコツを伝授
おおよそ理解できたようです
もっぱら音作りと筋肉作りに時間を掛けます、これを越えないと先に進めません
その間にベテランはリードの仕込みをやっては吹き込みをやります
初心者が来ると新しいリードを仕込めます
吹いた曲は平調越殿楽と君が代と五常楽急の一行目でした
あと数回行なえば慣れると思います
林佳君は今日の曲は暗譜してました
萩裕さんはもう少しで暗譜できそうです。一人で越殿楽を吹いたけど二箇所以外は
無難に行ったので龍笛一人と合奏する機会を設けたいと思います
来週ですね
中学生はまだ一曲を吹ききるところまで行ってません、しばらく音出しで我慢して
もらいます
それにしても中学生が吹けるリードが足りません・・・
2011年7月25日(月) 月曜練習
篳篥:宮紀、松和、小正、宮源
黄鐘調調子、太食調調子、壱越調調子(一掾F松和、二掾F宮紀、三掾F宮源)
皇じょう急、倍臚、鶏徳、五常楽急、唱歌・演奏(音頭:宮紀)
それぞれ一行目を一人ずつ吹いてもらいました
皆さんを目前にして一人で吹ききる練習もしたいものです(時間がかかる)
龍笛:古寛、田淳、小一、守佳
合奏
黄鐘調越殿楽(音頭:田淳、松和)
平調越殿楽(音頭:小一、宮紀)
盤渉調越殿楽(音頭:守佳、小正)
時間が少し残ったので黄鐘調君が代(音頭:古寛)
2011年7月26日(火) 火曜練習
今日は出入りが激しい(一、正、寛、惇、祥、有、裕、久、源)
龍笛・篳篥とも音作り
6調子音取
平調越殿楽の演奏
仙遊霞の唱歌・演奏
5行目をフロから唱歌演奏を二回
盤渉調千秋楽の唱歌・演奏
で時間となりました
私は盤渉調千秋楽は暗譜したと思ってましたが終わりから3行目の下部分で欠落してる
フレーズがありました、唱歌・演奏伴に抜かしましたから・・・暗譜のやり直しです
2011年7月27日(水) 水曜練習
本日は下中の雅楽の練習に借り出されて行って来ました
朝9時から3時まで
午前中は管別練習
午後は合奏練習
到着して篳篥の練習会場へ向かう時に「かえるの歌」が聞えてきました
教室へ入るなり「かえるの歌」を皆さんで吹いてもらいました
楽しそうに吹きますし音も迫力があります
皆さん遠慮して隠れて吹いているようでしたが音出しの練習になるから吹きなさいと
勧めました
カノン(追い吹き)で吹いてました、中々の出来栄えで何処かで使いたいものです
篳篥は6名中初心者は二人 (M、大野、原田、中村、小口、?)まづい一人判らない
音が適正に出る人は2名、残りの人に合う盧舌を渡しました
音さえ出てしまえば後は吹くだけです
音取、越殿楽、君が代
10:30頃休憩を入れて
その後は合奏に向けて付け所の練習、止手の練習を集中して繰り返し
午後は1時から合奏練習
まず音取の入るタイミングの説明
実際に笙の音を出してもらい吹いて見ます
龍笛の説明を待って一人ずつ合わせます
越殿楽の練習
初太鼓で付けて一行を龍笛5名が一人ずつ交代で吹いてみます
123行を連続で吹いてみました
龍笛も吹けて居ます
一行ずつ12312まで吹いて
止手の練習に入ります
二行目の頭から笙の「ウンジャー」で入り一人ずつ交代で止手の練習
残り時間が少なくなってきたので仕上げを
代表者による
音取
代表音頭を決めて越殿楽二返
時間となりました
中学生は覚えが早いです
とは言え9月半ばに発表会があるとのこと、集中練習をしないと厳しいかも
それに君が代は笙が難しいのだそうだ
それに変える曲が見つかるかな?
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以下は水曜練習の模様
正、裕、源、一
当初二人で盧舌の調整
しばらく後小一さん登場、好きに吹いてました
裕さん登場で越殿楽を吹いてました。調整したリードを吹いてもらいましたが
まだきついようです
どうやらセメの材質が柔らかいようです 困りました
五常楽急の一行目の練習、まず唱歌、その後管を持って歌いながら手移りの練習
そして吹いてみます、二三度繰り返して問題点を集中練習
二行目はリイヤリ イヒの集中練習
小一さんに吹いてもらって付け所から1212の練習
それの繰り返し練習
3行目の唱歌、その後管を持って歌いながら手移りの練習
小一さんに掛け吹きを吹いてもらい吹き始めます 二回繰り返して掴めたようなので
4行目の説明
掛け吹きから3434で止手
止手の練習
4行目頭から噴出して小正さんが止めます
萩裕さんがやってみますがうまく行きません
解説をして繰り返し練習 5回くらいやって理解できた模様
残り時間が少ないので小一さんのリクエスト
仙遊霞でした
唱歌・演奏
萩裕さんは4箇所くらい判らないところがあるようですが時間になりました